「戦略的基礎研究推進事業」平成12年度
採択研究代表者および研究課題一覧


4.研究領域「ゲノムの構造と機能」
研究代表者氏名 所属及び役職 研究課題名
タケダ シュンイチ
武田 俊一
京都大学
大学院医学研究科
教授
高等真核細胞で標的組み換えの効率を上昇させる方法の開発
ナベシマ ヨウイチ
鍋島 陽一
京都大学
大学院医学研究科
教授
klothoマウスをモデルとしたゲノム機能の体系的研究
ニイカワ ノリオ
新川 詔夫
長崎大学
大学院医学研究科 原爆後障害医療研究施設
教授 
染色体転座・微細欠失からの疾病遺伝子の単離と解析
ヤギ  タケシ
八木 健
大阪大学
細胞生体工学センター
教授
クラスター型カドヘリンのゲノム構造・機能の解析
                                                 (アイウエオ順)

総評 研究統括 大石 道夫

 「ゲノム研究の更なる発展を目指して」

 公募の最後となる本年度「ゲノムの構造と機能」に関する研究提案の応募は66件寄せられた。昨年と同様に、審査の原則としては、ゲノムの構造と機能をより広範かつ柔軟に考える一方、従来の大型プロジェクトとしてのゲノム研究を補完するもの、又はある特定遺伝子のクローニングなどについての提案は基本的に採択しないことにした。昨年と同じアドバイザー(7人)の書面での一次審査、面接(計9件)による二次審査を経て今回は4件の研究提案の採択が決定された。昨年、一昨年の各5名に比べて少なくなったが、これは3年目を迎えて総予算の減額によるものである。
 本年度は、より汎用性のある高頻度染色体へのDNA導入系の確立をめざす提案(武田俊一)、脳神経系におけるDNA組み換えの可能性を試す提案(八木健)、染色体転座を手がかりとする疾患遺伝子同定に関する提案(新川詔夫)、老化モデルマウスを用いた老化メカニズムの研究に関する提案(鍋島陽一)の4提案を採択することにした。

This page updated on October 5, 2000

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