科学技術振興事業団報 第146号


平成12年8月31日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話048-226-5606(総務部広報担当)

”若手研究者研究推進事業”及び”個人研究推進事業”における
平成12年度採用研究者及び研究課題の決定について

 科学技術振興事業団(理事長 川崎 雅弘)は、「若手研究者研究推進事業」及び「個人研究推進事業」(さきがけ研究21)における平成12年度採用研究者及び研究課題を別紙1の通り決定した。
 本年度新たに開始した若手研究者研究推進事業は、国の指定する重点研究分野の下で設定した研究領域において、若手研究者が、自らの研究構想を実現するため、1〜2名のポスドク、技術員等と共に研究グループを編成し、研究を実施するものである。
 本年度は、情報化, 高齢化, 環境対応の各重点研究分野に対応して「協調と制御」、「タイムシグナルと制御」、「変換と制御」の3研究領域を設定し、募集を行い、応募件数409件の中から、採用研究者及び研究課題42件を採択した。
 若手研究者研究推進事業における研究者及び研究課題の選定にあたっては、別紙2の評価者が別紙3の評価基準及び評価手続きにより選考を進め、このほど、理事会において決定した。別紙4に募集および選考の結果を、別紙5に採用者の研究概要を示す。
 また、個人研究推進事業(さきがけ研究21)は、時代を先駆ける科学技術の芽を創出するため、初期的な段階の研究提案を個人の独創性を生かして進めるもので、平成3年度に発足し、過去9回の募集・選考を実施し、研究者を採用し、研究の推進を図ってきた。すでに、6研究領域165名の研究者が3年間にわたる研究を終了し、本年度は157名の研究者が研究を進めている。これまでの研究成果は、ネイチャー11件、サイエンス9件をはじめとし、論文発表総数:1,210件(和文122件、英文1,088件)、特許出願:216件(国内165件、国外51件)と、積極的に情報の発信につとめ、参加研究者の受賞(学会賞など)34件にみられるように、高い評価を受けている。
 本年度の募集は、「情報と知」研究領域、「組織化と機能」研究領域に加え、今年度新たに設定した「認識と形成」、「秩序と物性」、「相互作用と賢さ」、「機能と構成」の4研究領域において行い、応募件数890件の中から、採用研究者及び研究課題60件を採択した。個人研究推進事業における研究者及び研究課題の決定については、別紙6の評価者が別紙7の評価基準及び評価手続きにより選考し、理事会において決定した。別紙4に募集および選考結果を、別紙8に採用者の研究概要を示す。
 なお、これら事業の一層の充実を図るため、来年度からの統合的運用を検討している。

若手研究者研究推進事業(参考1)

さきがけ研究21(参考2)

※ この発表についてのお問い合わせは、個人研究推進室(電話 048-226-5641)の日江井までご連絡下さい。


This page updated on August 31, 2000

Copyright(C) 2000 Japan Science and Technology Corporation.

www-pr@jst.go.jp