個人研究推進事業(さきがけ研究21)


・ねらい
 本事業は、時代を先駆ける科学技術の芽を創るため、研究者個人の独創性を活かした自由な発想に基づく基礎研究を推進することを目的として、これまでアンダーグラウンドで個人的に暖められていた初期的な段階の研究を伸ばすことを重視しています。従って、研究者の前歴、業績にこだわらず、研究対象としては、発想の段階から仮説提案へ、あるいは新しいコンセプトの提案につながるような研究、研究者にとっていわゆる"おもしろい"研究などの発掘、育成を目指しています。
・仕組み
 科学技術振興事業団が設定した研究領域毎に、独創的な研究課題を持っている研究者を募集し、選考アドバイザーの協力を得て領域総括が選考します。選定された研究者は一定期間(原則3年間)事業団に所属(出向、兼任も可)し、自ら自由に研究を実施します。
・領域総括
 研究領域内の個々の研究が推進するよう事業団は領域総括を指定します。領域総括は選考アドバイザーの協力を得て選考に当たるとともに、円滑な研究実施のための助言を行い、また、研究者の相談を受けるなど領域の運営にあたります。
・研究期間
 研究期間は原則3年間です。
・研究費
 研究費は1研究課題当り3年間で総額3〜4,000万円です。
・研究実施場所
 研究実施場所については、既存の施設を活用します。ただし、所属機関のない方には事業団が用意いたします。
・研究成果
 研究成果については学会、シンポジウム等を通じて積極的に公表していただきます。また、工業所有権等については原則として研究者(発明者)と事業団との共有になります。

This page updated on March 15, 2000

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