(参考1)

戦略的基礎研究推進制度における戦略目標について


平成11年12月
科学技術庁 

 近年の情報科学技術に関する問題への取り組みの重要性に鑑み、平成7年度に設定された戦略目標「大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦」の下で、新たな情報技術の探索に重点を置いた運用を行うこととする。
(参考)
 戦略目標:大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦

 我が国が、長引く景気の停滞や国内産業の空洞化を克服し、活力ある社会を維持・発展させていくためには、既存の概念にとらわれず、新たな分野・領域を開拓し、独創的・革新的な技術の創生を通じて、新技術・新産業を創出していかなければならない。また、我が国の国際的立場に鑑みれば、それ自身が価値を有するものとしての、人類の新しい知的資産の拡大にも積極的に貢献していく必要がある。
 このような観点から、多くの新たな知見の獲得が期待されてはいるが、未だ知られていないことが多い領域、例えば、複雑で多様な生命現象の解明、分子・原子単位の極微細な領域の解明及び超高圧・超高真空等の極限的な状態における現象の解明、新たな情報技術の探索を通じて、革新的な技術の確立を目指す研究を進めることが不可欠である。
 したがって、戦略目標を、以上のような多くの未知を抱えた領域の現象の解明等により知的資産を拡大するとともに、新技術・新産業の創出を目指す「大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦」とする。

This page updated on December 13, 1999

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