平成11年度採択課題例


1.Aタイプ(一般型)課題

課題名 高機能電極システムの開発(課題番号100)
実施企業 北斗電工(株)
研究者 益田 秀樹(東京都立大学)
内容  ボロンドープダイヤモンド薄膜電極を作成し、電気化学センサー、フローセル型分析装置、脳内物質センサー等の各種装置を試作する。超高感度測定等に応用可能で、合成化学、分析化学、生化学等の分野への波及効果が期待される。
課題名 難加工性金属間化合物の箔化及び部材化技術(課題番号551)
実施企業 (株)日本クロス圧延
研究者 平野 敏幸(科学技術庁金属材料技術研究所)
内容  金属間化合物Ni3Alを一方向凝固で造り、インゴットを用いた圧延によって200μm厚さの箔を造り、さらにそれを用いたハニカム構造体を作成する。航空機、自動車等の構造材、耐熱部材等への利用が期待される。

2.Bタイプ(注目発明型)課題

課題名 液体流量計における気泡除去方法(課題番号89)
実施企業 東京計装(株)
研究者 若山 信子(工業技術院物質工学工業技術研究所)
内容  気泡が含まれる液体に勾配磁場を印加する事により気泡を移動させる技術が開示されている(特開平8‐131710)。この技術を、液体流量計に適応し、流量測定時に測定に悪影響を与える気泡を除去するモデルの開発を行う。微量流量の測定や制御に用いることが可能で、バイオ、食品、医薬、半導体製造等の分野において波及効果が期待できる。
課題名 新規アルキル化試薬Pb3XF5(X=Cl、Br)のカートリッジ化(課題番号809)
実施企業 森田化学工業(株)
研究者 市原 潤子(大阪大学)
内容  収率が高く副生成物が殆どないアルキル化反応を促進する新規な試薬に関する技術である。この試薬の再生利用を可能とするためにカートリッジ化を行い実用性の向上を目指す。アルキル化試薬として広範な化合物に対する有望な工業的生産手段として応用が見込まれる。

This page updated on July 1, 1999

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