科学技術振興事業団報 第112号

平成11年6月30日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話(048)-226-5606(総務部広報担当)

「独創的研究成果育成事業」の採択課題を決定

 科学技術振興事業団(理事長 中村守孝)は、「独創的研究成果育成事業」の採択課題265件(別紙 Aタイプ, Bタイプ)を選定いたしました。
 この事業は、大学や国公立研究所などで生まれた研究成果に基づき、研究開発型の中堅・中小企業が持っている新しい産業を生み出す可能性のある新技術コンセプト(技術的な概念や製品構想)を、研究機関(研究者)との協力により試作品として具体的な形(モデル化)とするものです。モデル化により企業化開発に移行するために必要なデータを取得し、その後の新技術の開発を促進し、新産業の創出に資するものです。
 今回は、新産業の創出に資することを旨として従来実施してきたAタイプ(一般型)に加えて、社会的に重要な新技術の開発をねらいとして新たに注目発明等実施化推進型(Bタイプ(注目発明型))を設けました。合計で959件の応募があり、 独創的研究成果育成事業調査評価委員会 (委員長 川田裕郎 日本電気計器検定所特別顧問)において、課題の新規性、新産業創出の効果、コンセプト・モデル化の目標の選考基準により審査(事前評価)し、課題の選考を進めてきました。今後、契約などの条件が整い次第、実施に着手する予定です。

(注)本発表についてのお問い合わせは、技術展開部(電話048-226-5616)の島田または高木までご連絡下さい。

独創的研究成果育成事業の区分について

平成11年度採択課題例


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