総括責任者候補 細野 秀雄氏の略歴等


総括責任者

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1.氏名(現職)
ほその ひでお
細野 秀雄(東京工業大学応用セラミックス研究所 助教授) 46歳
2.略歴
昭和28年
9月
埼玉県生まれ
昭和52年
3月
東京都立大学工学部工業科化学科卒業
昭和57年
3月
同学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)
昭和57年
4月
名古屋工業大学工学部無機材料工学科 助手
昭和63年
9月
バンダビルト大学客員助教授(1年間)
平成 2年 2月 名古屋工業大学工学部材料工学科 助教授
平成 5年
7月
東京工業大学工業材料研究所 助教授
平成 7年
4月
岡崎国立共同研究機構 分子科学研研究所 助教授
平成 9年
4月
東京工業大学応用セラミックス研究所 助教授
3.研究分野
無機材料科学, 無機光・電子材料, 磁気共鳴
4.学会活動等
Journal of Non-Crystalline Solids アジア地域代表エディタ(1999〜),
絶縁体照射効果国際会議国際諮問委員(1996〜),
第5回Oxide Electronics国際ワークショプオーガナイザ(1998),
アモルファスSiO2とその関連材料に関する国際シンポジウムオーガナイザ(1994)など。
日本セラミックス協会,
応用物理学会,日本化学会,電気化学会,分光学会,米国セラミックス学会,米国光学会会員
5.業績等
 ワイドバンドギャップ無機固体物質の電子状態の解明と新しい光・電子機能の探索に従事してきている。特にアモルファス酸化物中の点欠陥の研究(Phys. Rev. Lett. 1998)、イオン注入効果(Phys. Rev. Lett. 1995)の解明とその機能性附与への展開に関しては世界をリードしている。最近では、新しい透明伝導性酸化物結晶とアモルファスの物質探索指針の提唱(J.Appl.Phys.1994)と一連の物質群の発見(Nucl. Inst. Meth. B106. 1995, Appl. Phys. Lett. 1996),透明P型導電性酸化物の発見(Nature 1997)で注目を集めている。
昭和61年 日本セラミックス協会賞(進歩賞)
「酸化物ガラスの光・放射線による常磁性中心の解明と光学変化に関する研究」
平成 3年 Otto-Schott 研究賞(ドイツ エルンスト・アッベ財団)
「ガラス中の点欠陥の解明とそれを利用した新しい感光材料の設計ならびにりん酸塩系マイクロポーラス結晶化ガラスの創製」
平成 6年 W.H.Zachariasen 賞(J. Non-Crystalline Solids)
「アモルファスシリカへのイオン注入効果の基礎科学の確立とナノ結晶分散非線形光学材料の創製への応用」
平成10年 市村学術賞(貢献賞)
「イオン注入によるあたらしい透明酸化物光・電子機能材料の創製」
平成11年 日本セラミックス協会賞(学術賞)
「透明な電子活性ガラス・アモルファス材料の創製」


This page updated on May 20,1999

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