科学技術振興事業団報 第103号


平成11年3月31日
埼玉県川口市本町4-1-8
科学技術振興事業団
電話(048)-226-5606(総務部広報担当)

計算科学技術活用型特定研究開発推進事業(短期集中型)
平成10年度 研究開発課題の決定について

 科学技術振興事業団(理事長 中村守孝)では、平成10年度に「計算科学技術活用型特定研究開発推進事業」を発足させ、既に行っている研究開発期間が3年間である基本型とは別に、このたび研究開発期間1年間の短期集中型研究開発課題を公募し、3月30日決定しました。
 この事業は、特定分野において、欧米に比して遅れている、シミュレーション等の計算科学技術的手法を活用した先端的あるいは先導的研究開発を推進するものです。
 今年度は、「物質・材料」、「生命・生体」、「環境・安全」、「地球・宇宙観測」の4つの特定分野を設定しました。応募条件は、(1)計算科学技術の進展に貢献するものであること、(2)特定分野の研究開発であること(3)研究開発の目標設定が具体的であり、期間内に達成できる見通しがあることの3点(別紙1参照)で、平成11年2月15日までに大学、国公立試験研究機関、民間企業等の研究機関に所属する研究者から特定分野ごとに課題を募集しました。その結果、4分野に対して計300件の応募がありました。
 募集締め切り後、「計算科学技術活用型特定研究開発推進事業の課題評価の方法等に関する達」に基づき、事業団に設置した「計算科学技術委員会」(委員長 土居範久 慶應義塾大学理工学部 教授)において課題の事前評価を実施し、最終的に50件の研究開発課題(別紙2参照)を採択しました。ただし、短期集中型の研究開発課題募集においてはネットワークの利用を選考基準に含まず、書類選考のみといたしました。
 なお、特定分野別及び所属機関別の課題件数を別紙3に示します。
 今後、所定の事務手続きを行った後、研究開発を開始する予定です。

 今回採択された研究開発課題の内容は、科学技術振興事業団の計算科学技術活用型特定研究開発推進事業(短期集中型)のホームページ(http://www-scc.jst.go.jp/cst/cst-s/)にも掲載します。

※本発表についてのお問い合せ先
 科学技術振興事業団 研究基盤情報部 研究基盤情報課 水野
 TEL 03-5214-8422  FAX 03-5412-8470


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