シンポジウムのねらい
オバマ大統領が打ち出した、いわゆる「グリーン・ニューディール政策」が世界に大きな影響を与えています。アメリカは、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを3年間で倍増させ、家庭で充電できる「プラグイン・ハイブリッド車」を2015年までに100万台普及させるなどで500万人規模の雇用を想定し、この政策は21世紀の"新アポロ計画"とも呼ばれています。
さらに、総額7,800億ドル(約72兆円)にも上る「景気対策法」によって、先端技術を導入した革新的な送配電網化(スマートグリッド)や、公共施設の省エネ化、自動車用高性能電池の開発への研究助成など、環境、技術開発、景気刺激に大幅なテコ入れをはじめ、ドイツ、フランス、イギリスや中国、韓国なども一斉に環境・エネルギー分野へ重点投資する動きをみせています。「グリーン・ニューディール」の波は、産業界に新たなビジネスチャンスを生むばかりか、未来の地球の姿をも左右しかねないだけに、国際政治や国際協力のあり方にも大きな変革をもたらすとみられています。
本シンポジウムでは、この大きな波の中で、日本の産業界、大学、国と市民がどのように対応すべきか、これからの日本の進路を探ります。
開催日時(※終了しました)
- 日 時:2009年10月29日(木) 13:00~17:00
- 会 場:日本教育会館一ツ橋ホール(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)⇒<案内図>
- 主 催:独立行政法人科学技術振興機構(JST)
- 後 援:文部科学省
- 参加費:無料(要・事前申込)
- 定 員:800名
プログラム(敬称略)
当日配布パンフレット(PDF:9.52MB)
12:30 | 開場 | |
13:00 | 主催者挨拶 北澤 宏一 JST 理事長 | |
13:05 | 来賓挨拶 泉 紳一郎 文部科学省 科学技術・学術政策局長 | |
基調講演 | ||
13:10~14:00 | Gerald Hane | バテルジャパン株式会社 代表取締役社長、CEO![]() |
14:05~14:35 | 吉川 弘之 | JST研究開発戦略センター長 「社会的期待と進化(新しい定義の研究者と研究立国)」 |
~休憩~ | ||
パネルディスカッション | ||
14:50~16:55 | パネリスト | |
黒田 昌裕 | 東北公益文科大学 学長![]() | |
秋元 圭吾 | 財団法人地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダー![]() | |
村松 哲郎 | シャープ株式会社 執行役員 ソーラーシステム開発本部 本部長 | |
尾崎 章 | 株式会社東芝 電力システム社 原子力事業部 技監![]() | |
岡山 純子 | JST研究開発戦略センター フェロー![]() | |
モデレータ | ||
滝 順一 | 日本経済新聞社 論説委員 | |
16:55 | 閉会挨拶 青山 伸 JST 理事 | |
17:00 | 閉会 |