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JST news 2014年12月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JSTの広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index201412月号

 

特集1

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P.03「結晶スポンジ」で分子構造解析のボトルネックを解消

構造解析、100年ぶりの革新

私たちの生活は、新しい物質の誕生で便利になってきた。未知の化合物が本当に「新しい物質」かどうかは、分子構造を調べて特定する。構造を推定する分析法は幾つも開発されているが、簡単かつ完璧な手法はない。一番信頼性が高いX線回折法では、これまではきれいな単結晶づくりに苦労していたが、結晶化の手間がかからず、かつ極微量でも簡単に解析ができる「結晶スポンジ法」を東京大学の藤田誠教授らのグループが開発した。結晶学100周年の節目に急浮上した画期的な結晶スポンジ法の特長、開発経緯と今後の展望を聞いた。

特集2

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P.08JSTバイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)の取り組み

生命科学データベースを未来の産業革命に

生命科学のデータが爆発的に増え続けている。せっかく大量に蓄積したデータベースも、各地に散在しているのが現状だ。ビッグデータとして活用するには、これらの統合が不可欠となる。JSTのバイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)は、日本で生命科学系のデータベース統合化を進める中核的組織で、そのための研究開発費の支援もしている。NBDCは2011年度から3年間の第1段階を終え、14年度からは第2段階に入った。将来的には、医療や住宅、農業、エネルギーなどの産業にも大きな革新を起こすと期待されている。NBDCの現在と将来像、さらに微生物統合データベースの開発について、高木利久NBDCセンター長と東京工業大学の黒川顕教授にそれぞれ話を聞いた。

明日へのトビラ

明日へのトビラ写真

 
P.12高速度、高感度、高精細で世界をリード

超高感度のCMOSセンサーで瞬間を鮮明にとらえる!

今年6月のFIFAワールドカップで、NHK8Kスーパーハイビジョンカメラで撮影した映像を披露した。機敏な選手の動きを確実にとらえ、色彩豊かな映像には誰もが目を見張った。このカメラの心臓部には、NHK放送技術研究所と静岡大学電子工学研究所の川人祥二教授、同大学発ベンチャーの株式会社ブルックマンテクノロジ(静岡県浜松市、青山聡社長)が共同で開発した3,300万画素のCMOSセンサーが搭載されていた。こだわりの高性能センサーがカメラの映像革命を起こす。

TOPICS

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P.14JSTの最近のニュースから…

TOPICS

【話題】 iPS細胞の応用で高まる「ドラッグ・リポジショニング」の可能性
【イベント開催報告】 中高生の科学部活動成果発表会、全国7ブロックで開催
【イベント開催報告】 「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2014」出展レポート
【イベント案内】 第2回データサイエンス・アドベンチャー杯締め切り迫る!

さきがける科学人

さきがける科学人写真

P.16SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)感染症分野
研究課題「小児呼吸器感染症の病因解析・疫学に基づく予防・制御に関する研究」

子どもたちを肺炎から救いたい

東北大学大学院 医学系研究科 助教
玉記 雷太

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表紙画像

表紙写真について

「結晶スポンジ法」が、分子の構造解析に革命をもたらそうとしている。つくり上げた結晶スポンジを見つめるのは、開発者の藤田誠教授(東京大学)。かろうじて肉眼で見える粒が、瓶の溶液に1つだけ沈んでいる。背景の解析例では、網模様が結晶スポンジ、丸っこいのが取り込まれた分子だ。網目の隙間に分子を流し込むだけで、結晶のように周期配列させて観察できるのがミソ。中の分子の向きは、全て同じではないことも。この例でも赤枠の単位格子内では互い違いに並んでいる。分子が枠の手前にあるか奥にあるか、奥行きも感じて欲しい。

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