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JST news 2014年7月号

JSTnews

JSTnewsは、独立行政法人科学技術振興機構(略称JSTの広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。

Index20148月号

 

特集1

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P.03平面を縦型に変えて集積回路の性能を向上

トランジスターの常識への挑戦

情報化社会といわれる現代。片手に収まるスマートフォンでインターネットを縦横無尽に利用できるようになったが、高機能化に伴いバッテリーの持ちの悪さが課題となってきた。消費電力改善の要となるトランジスター素子の技術開発では、これまで一般的だった平面型の改良が限界に近づいている。東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センターの遠藤哲郎センター長は、平面型トランジスターに付きまとう問題を抜本的に解決する縦型トランジスターの実用化にまい進している。

特集2

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P.08理想の未来へのシナリオを描け!

アジアに広がる低炭素社会を目指して

マレーシアのイスカンダル開発地域で低炭素社会を実現するための本格的な取り組みが進められている。マレーシア政府は2014年3月20日に「2025年に向けた低炭素社会ブループリント」としての実行計画を承認した。その策定には、京都大学大学院工学研究科の松岡譲教授を中心としたチームが大きく関わった。こまめな節電やごみの分別収集、IT(情報通信)の利用など比較的簡素な取り組みだが、初めてのことだけに住民への啓発活動が欠かせない。成功すれば、途上国、中進国、先進国にも広がると期待されている。

明日へのトビラ

明日へのトビラ写真

 
P.12資源管理や生物多様性の保全を目指す

バケツ一杯の水で海洋生物の量や種類を知る

湖水や海水中には、魚の体内から放出されたDNAが大量に存在している。バケツ一杯の水を採ってDNAを分析すれば、魚を捕獲しなくともどんな種類の魚がどのくらいいるのかがわかるはず。龍谷大学理工学部の近藤倫生教授らは、環境DNAと数理モデルを組み合わせて水中の魚の種類と量を予測する研究を進めている。“水ごころ”から“魚ごころ”をつかもうとの斬新な手法は、水産資源の適切な管理や、生物多様性の保全にも使えそうだ。

TOPICS

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P.14JSTの最近のニュースから…

TOPICS

【話題】 小さな生物世界を、いつでも、どこでも、誰にでも見せたい!
     ─Life is Smallプロジェクト
【取り組み】 いつまでもそこで暮らせる地域をつくる
【研究成果】 iPS細胞塊を効率よくつくれる培養プレート

さきがける科学人

さきがける科学人写真

P.16戦略的創造研究推進事業さきがけ「超空間制御と革新的機能創成」領域
研究課題「階層的ナノ空間内の擬高圧光反応による新規導電材料の創製」

「超空間」を応用する新たな“錬金術”

信州大学 先鋭領域融合研究群 環境・エネルギー材料科学研究所 准教授
藤森 利彦

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表紙画像

表紙写真について

縦型トランジスターとその集積回路が表面に試作された直径300ミリメートルのウエハーを手にする、東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター長の遠藤哲郎さん。ウエハーは集積回路(IC)の材料となる厚さ1ミリメートル程度の半導体の基板で、シリコン製のものが多い。ウエハー表面を加工して、トランジスターなどを組み込んだ多数のICをつくり、最後に個々のICチップとして切り出す。直径が大きいほど1度に多くのチップをつくれ、捨てる端の部分も減らせるため、ウエハーは大型化する傾向にある。遠藤さんの後ろの顕微鏡のような機械は、作成したウエハー上の小さなチップの1つ1つに電極をあてて評価・解析するウエハープローバー。

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