JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2018年度>2018年8月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.02
「マダム・メトロ」から若い人たちへ-インド地下鉄建設現場監督からのメッセージ-
インドの地下鉄工事の現場で「マダム・メトロ」と呼ばれる女性がいる。オリエンタルコンサルタンツグローバル インド現地法人の阿部玲子取締役社長だ。圧倒的に男性優位の土木業界で、現場監督として400人を束ねる。阿部さんはなぜ海外を活躍の場に選び、どのようにキャリアを築いてきたのか。昨年5月に開催した国際会議「ジェンダーサミット10」にご登壇いただいた阿部さんに、濵口道成理事長が理系キャリアデザインのヒントを聞いた。
P.05
若手研究者の個性が彩るACT-I「情報と未来」
情報学研究や技術開発の進展には、若い世代の挑戦的な発想と未来を拓く意欲が欠かせない。35歳未満の若手研究者を研究資金と人材育成の両面で支援する画期的なプログラムがACT-Iだ。ACT-I 情報と未来」研究領域の後藤真孝研究総括にスタートから2年目で掴んだ手応えと、これからの期待を聞いた。
P.08
領域アドバイザーが語るACT-Iの魅力と若手への期待
12人の領域アドバイザーは、いずれも情報学の第一線で活躍する研究者ばかりだ。担当アドバイザーは、研究計画や内容について助言や指導し、若手研究者たちを力強くサポートする。成果発表会に駆け付けた3人のアドバイザーがACT-Iの魅力や若手研究者たちへの期待を語り合った。
P.09
羽ばたけ!1期生 ~成果報告~
・少ないメモリー容量で、画像検索を高速、高精度に・ソフトウエア開発を通して、多くの動物の命を救いたい・安心・安全な画像処理技術で「ウエアラブルセンシング」活用へ
P.12第15回 研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラム
動きを捉える新時代の電子顕微鏡
現在の電子顕微鏡では、原子や分子の動きをリアルタイムに、高解像度で観察することは難しい。それに対し、宇宙の謎の解明に使われてきた加器用電子ビームを改良し、分子レベルでのたんぱく質の動画観察を目指すのが、名古屋大学未来材料・システム研究所の西谷智博特任准教授と同大大学院理学研究科の成田哲博准教授だ。
P.14JSTの最近のニュースから
NEWS & TOPICS
【研究成果】磁性体中で電流を曲げるだけで加熱・冷却ができる熱電変換現象を観測【研究成果】がんの血管構造を可視化「見ながら治療」に一歩【イベント】JSTフェア2018開催迫る!【研究成果】ゲノム中の配列の違いに関連する情報をプロジェクトを越えてワンストップで提供
P.16戦略的創造研究推進事業さきがけ
無我夢中になれるものを追い求めて
大阪大学 大学院生命機能研究科 准教授中野 珠実
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特集ACT-I「情報と未来」には「個の確立」を目指し、世界に羽ばたく若手研究者たちが登場する。それを支えるのは、若き研究者たちの未来を応援する熱い思いを持った情報学の第一人者たち。世界を駆け抜ける情報と、グローバルに活躍する研究者たちのイメージを表現したデザイン。