マウスで2次元スケッチを描くと、すぐに3次元画像にするコンピューターソフト「Teddy」。これを使えば、子どもでも、いろいろな3次元キャラクターを作り出すことができる。
JSTの役割と使命
Japan Science and Technology Agency
 JST(科学技術振興機構)は、国の科学技術基本計画を実施する機関として、研究や開発が活発に進むようにさまざまな支援活動を行っています。
 新しい技術を生み出すもととなる基礎的な研究を方向づけ、支えることは大切な仕事です。研究者から研究課題を募り、そのうちから選んだ個人やグループに研究費を配分し、チームには集約的な研究を進める形の支援をしています。
 新しい技術と企業や地域を結び、生まれた技術を社会に生かす糸口をつけるのも私たちの仕事です。また日本や海外の科学技術の情報を収集し、それを必要とする皆さんに提供する業務もおこなっています。
 さらにもう一つの使命は、市民の皆さんに科学技術についての理解を深めていただく手助けをすることです。科学技術のさまざまな成果や生き生きとした活動の様子を広く知っていただくために、日本科学未来館やサイエンスチャンネルを運営しています。
 JSTは、科学技術を社会に役立てるための力強いサポーターでありたいと願っています。

C O N T E N T S
03 People
「世界物理年」に美しさと想像力を
北原和夫国際基督教大学教授
04 Special Report
生体に探る究極のナノマシン
極小の駆動装置、べん毛の機能を追う

ナノテクノロジーを駆使した装置のダウンサイズ化が進む。
いま、ナノマシン研究の最先端では、生物の体内に目が向けられている。「極小世界の駆動装置」といえる細菌のべん毛のメカニズムを追う研究者の姿を紹介する。
08 Literacy
国際映像祭でも受賞
ひらめきと工夫でつくる科学番組
10 Local Technology
BSEの全自動検査装置
生きた牛からプリオンをとらえる
12 R & D
CGに小さな革命
3次元お絵描きソフトの威力
14 R & D
エレクトロニクスの非常識に挑む
動きにくい電子の不思議な世界
16 Science Entertainment
石田瑞穂が選ぶ
「2月の本・映像・展示」

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JST News 発行日/平成17年2月
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