科学技術振興機構の最近のニュースから……
植物の花粉管誘導物質を発見──140年来の謎を解明
植物のめしべは、おしべで作られた精細胞を卵細胞へと誘い、受精する。
その仕組みの1つである花粉管誘引物質はどこにあるのか?
多くの生物学者が追い求めた140年来の謎が、今、解明された。
その仕組みの1つである花粉管誘引物質はどこにあるのか?
多くの生物学者が追い求めた140年来の謎が、今、解明された。
前中一介 兵庫県立大学大学院工学研究科電気系工学専攻 教授
理科の先生がオススメする 私のイチ押しデジタル教材
先端の「科学」と「技術」を体験し理解できる場所―日本科学未来館。
対話と実験を通じて先端科学技術への理解を深める「日本科学未来館 実験工房」。子どもから大人まで、全員が考え・理解できる参加型のプログラムを紹介。
「超伝導ってなんだろう?」
リニアモーターカーとMRI(磁気共鳴画像)装置、この2つに共通した技術が「超伝導」だ。それだけではない。広く導入されれば世界のインフラを革命的に変える、電気抵抗を0(ゼロ)にできる夢の技術なのだ。
そんな超伝導体を実際に手にとって、「マイスナー効果」や「ピン止め効果」といった、ふだんの生活では見たことのない世界を体験できるのが、実験工房の『超伝導コース』だ。
高温超伝導体のほかに、-196℃の液体窒素とネオジム磁石を使って、3つの実験が行われた。まずは、豆電球とコイルを使用し、電気抵抗と温度の関係性を確認。次に、マイスナー効果の実験で、液体窒素で冷やした高温超伝導体に、ネオジム磁石を近づけたときの反応を観察した。磁石が反発しあうのとは異なる原理で、どの向きからネオジム磁石を近づけても反発するという、参加者全員がハッとするような不思議な現象。さらに、ネオジム磁石が宙に浮くというピン止め効果を観察することができた。
高温超伝導体が発見されて20年以上経つが、未だそのメカニズムは解明されていない。しかし、東京工業大学・細野秀雄教授らによる鉄系超伝導の発見を機に、近年、研究が加速されている。電気抵抗が0の送電線が実現すれば、1万キロメートル離れた国が太陽光発電した電気を送電するなど、地球規模のエネルギー問題を解決する、突破口になることが期待される。