"戦略的基礎研究推進事業"
平成8年度研究提案募集を締め切る

　新技術事業団（理事長 松平寛通）は、戦略的基礎研究推進事業として平成8年度新規研究提案を募集していたが、このたび募集を締め切ったところ、総数で1,131件の応募があった。
　本事業は、「科学技術創造立国」を目指し、明日の科学技術につながる知的資産の形成を図るため、新技術事業団と、大学、国立試験研究機関などに所属する研究者が、その研究機関の研究ポテンシャルを活用しつつ、基礎研究を推進するものである。平成８年度発足の研究テーマについて、去る5月30日（木）から6月28日（金）（消印有効）にかけ、大学や国立試験研究機関などに所属する研究者から研究提案を募集した。募集は、戦略目標「未知への挑戦」、「環境にやさしい社会の実現」の下に設けられた、「脳の機能」、「生命活動のプログラム」、「生体防御のメカニズム」、「量子効果等の物理現象」、「単一分子・原子レベルの反応制御」、「極限環境状態における現象」、「環境低負荷型の社会システム」の7研究領域または重点分野で行った。今回の採択予定課題数は合計で40課題程度であり、採択予定課題数に対する応募数の倍率は約28倍となっている。なお、平成7年度は採択予定課題数50課題に対し、1,350件の応募があり27倍の倍率であった。
　今後、応募された研究提案について、研究統括および選考アドバイザーによる書類審査（7月中旬〜8月下旬）、面接審査（9月上旬〜中旬）を行い、研究代表者および研究課題を選定する予定である。

・研究領域ごとの応募課題数
・研究代表者の所属機関ごとの応募課題数
・戦略的基礎研究推進事業について
・戦略的基礎研究推進事業のしくみ