(参 考)さきがけ研究21


・ねらい
 本制度は、事態を先駆ける科学技術の芽を創るため、研究者個人の自由な発想に基づく基礎研究を推進することを目的として、これまでアンダーグラウンドで個人的に暖められていた初期的な段階の研究を伸ばすことを重視しています。従って、研究者の前歴、業績にこだわらず、研究対象としては、発想の段階から仮説提案へ、あるいは新しいコンセプトの提案につながるような研究、研究者にとっていわゆる"おもしろい"研究などの発掘、育成を目指しています。
・仕組み
 新技術事業団が設定した研究領域に対して、独創的な研究課題を持っている研究者を募集し、選考委員会の審査を経て選定します。選定された研究者は一定期間(原則3年間)事業団に所属(出向、兼任も可)し、自ら自由に研究を実施していただく個人研究システムです。
・領域総括
 研究領域ごとに領域内の個々の研究の推進役である領域総括を定めます。領域総括は選考委員会の委員長を務め、選考に当たるとともに、円滑な研究実施のための助言を行い、また、研究者の相談を受けるなど運営全体のお世話をします。
・研究期間
 1研究課題につき原則3年とします。
・研究実施場所
 研究実施場所については、原則的に新技術事業団が用意いたします。事情により、所属機関での研究実施も可能です。
・研究成果
 研究成果については学会等を通じて積極的に公表していただきます。また、工業所有権等については原則として研究者(発明者)と事業団との共有になります。




This page updated on April 22, 1999

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