共同研究の概要


1. 共同研究課題
動植物細胞におけるストレス応答機構に関する研究
2. 研究課題の概要
 環境に存在する種々の微小なストレス要因に対する動植物細胞の応答反応を手がかりとして、細胞レベルでのストレス要因に対する認識や対処の機構を細胞生物学的、分子生物学的手法により解析する。これにより、動植物個体の環境適応能獲得の機構を探る。
 さらに、細胞のストレス応答機構を利用して、培養細胞による有用蛋白の生合成、実験動物代替としての細胞による薬効判定や毒性評価手法、あるいは新しい癌診断や制癌方法等に関する研究を行う。
3. 共同研究参加機関及び分担研究

農林水産省農業生物資源研究所
 「植物の培養ストレス応答反応に関する研究」
農林水産省九州農業試験場
 「金属ストレスに対する植物細胞のゲノムレベルでの応答機構に関する研究」
長崎県工業技術センター
 「海洋動物培養細胞における熱ストレス誘導蛋白質の産生とその分析」
長崎県工業技術センター(大学、企業等の研究者による研究会)
 「動物細胞のストレス応答反応に関与する遺伝子機構の研究」
 「形態、性状の異なる動物培養細胞におけるストレス応答反応に関する研究
秋田住友ベーク梶A倉敷紡績
 「動物培養細胞のストレス応答反応を指標とした毒性/薬効評価手法の開発研究」
新技術事業団研究室  
 (長崎県工業技術センター内研究室への事業団研究者の派遣などにより研究室を整備)
 「低レベルストレス要因に対する細胞反応の分子生物学的、細胞生物学的研究

4. 共同研究推進委員会
共同研究参加者の代表で構成し、共同研究の企画、推進、総合調整を行う。
委員長は 渡邉 正己 氏(長崎大学教授)
5. 研究期間
平成11年までの5年間



This page updated on May 13, 1999

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