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別紙

戦略的国際科学技術協力推進事業
「日本−フィンランド研究交流」平成25年度新規課題 一覧

研究交流課題 日本側
研究代表者
所属・役職 研究交流課題概要
フィンランド側
研究代表者
高信頼ボディエリアネットワークによるディペンダブル無線医療ネットワークの研究開発 河野 隆二 横浜国立大学
大学院工学研究院
教授
本研究交流は、国際標準化に成功した医療用ボディエリアネットワーク(BAN)におけるマルチレイヤ統合最適化技術の研究開発とその臨床応用を目的とする。 具体的には、日本側が医療用BANのマルチレイヤ統合最適化を担当し、フィンランド側が干渉対策技術開発などを担当する。さらに、双方で新たな標準策定と実証実験、医療施設での評価を進める。 オウル大学日本研究所CWC日本を活用し、両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、医療現場の無線医療ネットワークの導入を促進し、医療の質向上への貢献が期待される。
ヤリ・イーナッティ オウル大学
ワイヤレスコミュニケーションセンター
教授
全身臓器における組織潅流定量イメージング法の確立とその臨床評価 飯田 秀博 国立循環器病研究センター研究所
画像診断医学部
部長
本研究交流は、短寿命の15OとPET装置を用いた全身多組織の組織潅流定量イメージング手法の開発とその臨床応用を目的とする。 具体的には、日本側がMRIとPET画像を融合した画像解析技術開発を担当し、フィンランド側が15O標識水投与装置の改良、解析ソフト開発を担当する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、各組織の潅流(かんりゅう)量の定量診断が可能になり、代謝疾患や腫瘍の病態生理の理解だけでなく、治療の有効性評価への応用も期待される。
ユハニ・クヌーティ トゥルク大学
トゥルクPETセンター
教授
軽度の認知症を伴う高齢者の生活を安心安全に支える遠隔支援環境の構築 加藤 博一 奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
教授
本研究交流は、ユビキタス・モバイルコンピューティング技術を用いて高齢者の屋外移動を支援する案内システムの実現を目的とする。 具体的には、日本側が高齢者歩行時案内システムと、生体信号に基づく健康管理システムの開発を担当し、フィンランド側が介護者遠隔支援システムの開発とシステム評価実験を担当する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組み、遠隔支援環境を構築することで、軽度認知症の高齢者が安心して外出できるようになるなど、高齢者と介護者が互いに安心を得られる環境の実現が期待できる。
プリ・ペトリ オウル大学
情報処理科学部
教授