JST(理事長 中村 道治)は、国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)における平成25年度新規採択研究課題を条件付き注1)にて決定しました。
本事業は、科学技術と外交を連携し、相互に発展させる「科学技術外交」の強化の一環として、文部科学省・外務省の支援のもと、JSTと独立行政法人 国際協力機構(JICA)が連携して実施するものです。開発途上国のニーズをもとに、地球規模課題を対象とし、将来的な社会実装の構想を持つ国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進することによって、地球規模課題の解決および科学技術水準の向上につながる新たな知見を獲得することを目的としています(別紙1)。また、その国際共同研究を通じて、開発途上国の自立的研究開発能力の向上と課題解決に資する持続的活動基盤の構築を図ります。
今回、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野、感染症分野、境界領域注2)について研究提案の募集を行ったところ、合計98件の応募がありました。募集締切後、外部有識者による委員会が書類選考と面接選考(事前評価)を行い、下表のように4分野と境界領域について合計10件の研究課題を決定しました(別紙2、3、4、5、6)。
今後、契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定です。
<研究分野別・地域別 採択研究課題数>
研究分野/境界領域 | 環境・エネルギー | 生物資源 | 防災 | 感染症 | 境界領域 |
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採択件数 | 4件 | 1件 | 2件 | 2件 | 1件 |
地域 | アジア | アフリカ | 中南米 | その他 |
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採択件数 | 7件 | 1件 | 2件 | 0件 |
- 注1) 条件付き
- 今後は、外務省による相手国政府と実施にかかわる国際約束の締結、それに続くJICAによる相手国関係機関との実務協議を経た後、研究課題ごとに共同研究を開始します。しかし、相手国関係機関との実務協議の内容や相手国情勢などによっては、研究課題名・概要の軽微な変更、研究期間の短縮、および新規採択研究課題が取り消しとなるなどの可能性もあるため、現時点では「条件付き」での採択としています。
- 注2) 境界領域
- 研究提案にあたって応募する研究分野・領域が1つに定まらない境界領域の課題である場合は、平成24年度の募集から、提案書(様式1)において複数分野を選択していただいた上で、境界領域の課題として提案を受け付けています。
<添付資料>
別紙1:地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の概要
<お問い合わせ先>
科学技術振興機構 国際科学技術部 地球規模課題国際協力室
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
Tel:03-5214-8085 Fax:03-5214-7379
E-mail:
SATREPS URL:https://www.jst.go.jp/global/