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別紙1

「次世代科学者育成プログラム」
平成25年度採択機関・取組 一覧

メニューA 採択機関・取組一覧

実施機関名
「取組名」
概要
慶應義塾大学
「君が先導する、世界の医学!」

医学・医療分野で世界を指導・牽引できる研究者の育成を目指す。全国から能力および意欲が高い高校生を選抜し、研究基礎技術、論文検索・読解能力などを習得させた後に、自らの研究を行わせるため全国各地の研究室に配属する。年度途中には欧州の国連機関・大学訪問を行い、常に世界を意識した研究活動および将来展望を持つよう育成する。また、OB・OGを組織化して起業するなど、科学教育の新たな可能性を追求する。

千葉大学
「世界を目指せ次世代科学者の卵たちII」

これまでに5期700名以上のチャレンジを受け入れ、才能ある若者を選抜、伸長させ、科学コンテストなどでその成果を上げてきたサイエンススタジオCHIBA活動の中で、新たな課題に取り組む。ステップアップ、マスターコース両方に飛び編入「ブーストアッププログラム」を加え、優秀な人材発掘の新たなチャレンジを始める。さらに、マスターコース生の養成継続「サイクルアッププログラム」を推進することで、さらなる高みを目指す。英語で行う実験講座の開発も進める。

岡山大学
「科学先取りエクスプローラーコース」

自主的な研究活動を通して、将来にわたり科学者として活躍できる能力を身につけさせることを目標にする。受講生が主体的に研究テーマを提案できるような環境を整備し、高校レベルを超えて強い意欲のある「エクスプローラー(探検者)」として研究を行わせる。大学での実験指導・講義に加え、所属高校への出前実験指導などを組み合わせたプログラムとする。受講生は、研究成果を全国規模の研究発表会や学会などにおいて発表する。

福井大学
「生命医科学フューチャーサイエンティスト育成プログラム」

学内の生命科学複合研究教育センターと、福井県高等学校生物研究会との共同事業で作られた「生命科学クラブ」に参加する高校2年生の中で、特に能力、目的意識ともに高い生徒を選抜する。福井大学に設置された「育成道場」の各コース(研究室)にて、先端的な医科学・生命科学研究に継続的に従事させ、将来のリーダー科学者たらんとする生徒の能力育成を図る。同時に必須研究ツールともいえる英語力を磨く。大学生チューターも参加して、科学者を目指す若者と将来像を共有する。

筑波大学
「スーパーサイエンスリーグ〜めざそう未来の科学者〜」

これまで成果をあげてきた「BSリーグ」や、その試みを科学分野全体に広げた「SSリーグ(スーパーサイエンスリーグ)」での取り組みをさらに発展させる。筑波大学ARE(先導的研究者資質形成プログラム)との連携を通して意識のさらなる向上を図るとともに、上位のリーグ生に対しては大学の研究室などの研究環境を提供し、世界レベルのコンテストで好成績を得られるような未来の科学者たる研究マインドに富んだ児童・生徒を育成する。

東北大学
「循環型『科学者の卵養成講座』」

大学の研究室での体験型・課題探求型研究を通じ、多角的な研究視点を持つ研究者の卵を育成するプログラムを実施する。これまでの実施実績から、生徒自身の自主的な取り組みを支援・発展させる研究活動コースを展開する。過去4年間実施した「科学者の卵養成講座」では、参加高校生や父兄、教員など学外からの反響も大きく新しい高大連携のあり方を提示してきた。この講座修了生が大学生として入学していることから、修了受講生の組織作りを進め、新たな受講生のメンターとして体験の循環を計り、さらに高大連携や学内外の社会貢献連携プログラムとして発展させる。

同志社大学
「創造的科学技術者キャリアスタートアッププログラム」

演習・実験に基づいた自発的な学びの過程で高校生の素養を評価し、独創性・創造性を持つ高校生を対象に生命・物理・化学系の実験、電子回路や模型の製作などを行わせる。特に科学技術に強い興味を示し、十分な素養と適性を持つ生徒を選び、大学の研究者がインターネットを利用し研究指導を行う。プログラムの最終段階には大学において研究指導、研究内容の発表指導を行う。また優秀な研究内容については学会発表を認め、早期に科学技術者キャリアを認識させる。

九州大学
「エクセレント・スチューデント・イン・サイエンス育成プロジェクト
(ESSP)
−九州大学理学部次世代科学者育成講座−」

理科や数学に対して強い興味を持つ優秀な高校生に少人数セミナー形式で大学レベルの高度な教育を行うとともに、個々の受講生が主体的に設定する課題に取り組ませ、その成果を発表会の場で発表させる。また、公開講演会によって研究の最前線の面白さを体感させる。名誉教授の専任講師と院生・学生のTAによるきめ細やかで高度な教育によって、能力ある受講生の知的チャレンジ精神を刺激し、研究者への道に進む素養と意欲を培う試みである。

メニューB 採択機関・取組一覧

実施機関名
「取組名」
概要
鳴門教育大学
「「科学・技術者の発掘・養成講座」〜徳島から育てよう未来の科学・技術者を〜」

徳島市・鳴門市教育委員会と共同し、地域の学校・大学教員、科学・技術分野の関連機関および専門家とも連携して、理系に興味を持つ中学生(小学校5、6年生を含む)を養成する。科学・技術者としての目的意識と将来像を持ち、理系領域に強い意欲と才能ある中学生などを発掘する。問いの資質能力“探る・極める・発見する”を重視し、幅広い分野の体験学習を取り入れた3段階のステップアッププログラムにより、選抜・養成を行う。

愛媛大学
「科学イノベーションに挑戦する次世代リーダー科学者の養成」

生徒の持つ自然に対する素朴な好奇心を科学的思考へと昇華させ、既存の科学のブレークスルーに常に挑戦し、科学イノベーションを起こす次世代のリーダーとなり得る科学者の養成を目的とする。受講生は、松山市教育委員会との連携によって選出し、各分野の専門家の監督のもとで、科学イノベーションが起こる瞬間について学ぶ。科学研究について知ること、また自ら目標を設定して科学イノベーションに挑戦し、伝播することができる人材の育成を狙いとする。

日立理科クラブ
「中学生の理数アカデミー(フェイズ2)」

平成21年から、地域の企業OBを活用して、科学者や技術者を目指す日立市内の中学生に、手作りでハイレベルな学習の場「理数アカデミー」を提供してきた。平成24年度に開始した「中学生の理数アカデミー」では、カリキュラムの改善、才能に恵まれた子供たちを発掘する仕組み作り、教材の共有化を進め、次世代の科学者を育成する場として「テーマ研究」の準備を行っている。平成25年度は「テーマ研究」をスタートさせるとともに、教材の共有化をさらに進める。

有明工業高等専門学校
「環境問題の解決を担うエリート科学者養成プログラム『有明次世代科学クラブ』」

有明海の地域性と、高専の持つ学科横断型組織の特徴を生かし、環境問題をテーマにして次世代科学者の養成を行う。平成24年度は周辺地域の中学1年生10名による「太陽光発電に関する取組」を行なっている。平成25年度は受講生を追加し、「海苔生産時の排水からの海苔の除去」をテーマに、実際の環境問題の解決に取り組む。科学者が実際に行うプロセスを実体験し、科学者のためのキャリア教育を行う。

大阪府立大学
「『未来の博士』育成ラボ」

堺市教育センターと連携して平成24年度に実施したプログラムを発展させる。理数に優れている児童生徒を対象として、主体的にテーマに取り組み、自ら手を動かし、科学的に探究し、論理的に議論できる能力を伸長するための体系的な育成カリキュラムと指導法を開発する。将来、科学分野においてリーダシップがとれる「未来の博士」を育成できるプログラムとして確立する。