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研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)
「開発成果の活用・普及促進」について

1. 本プログラムの概要

研究成果展開事業「先端計測分析技術・機器開発プログラム」は、日本の将来の創造的・独創的な研究開発を支える基盤の強化を図るために、革新的な先端計測分析技術の要素技術や機器およびその周辺システムなどの開発を目的とするプログラムです。

平成24年度の公募にあたっては、「放射線計測領域(新規)」、「グリーンイノベーション領域」の2領域を重点開発領域として設定し、開発課題の公募、並びに重点採択を行います。また、重点開発領域以外においても、要素技術タイプ、機器開発タイプ、プロトタイプ実証・実用化タイプ、開発成果の活用・普及促進のそれぞれで、開発課題の公募を行います。

2.「開発成果の活用・普及促進」について

「開発成果の活用・普及促進」は、本プログラムにおいて開発されたプロトタイプ機が社会において広く活用・普及されることを促進するため、外部研究者に対するプロトタイプ機の開放や高度化を推進するもので、平成23年度より実施しています。

3.公募内容

申請の要件 チームリーダーの所属機関において研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)(「先端計測分析技術・機器開発事業」および「産学イノベーション加速事業【先端計測分析技術・機器開発】」を含む)を過去に実施したことがあり、その開発成果であるプロトタイプ機を有すること
期間 2年半以内
内容 ・プロトタイプ機の広範なユーザーへの開放
・プロトタイプ機の高度化
採択予定数 5課題程度
開発費 年間800万円以内、間接経費を除く

4.選考の観点

  1. (1)プロトタイプ機が新規性・独創性を有しており、研究者等の利用ニーズに応えるも のであること
  2. (2)様々な分野の研究者による利用など、効果的なプロトタイプ機の開放が期待されること
  3. (3)プロトタイプ機の操作や利用相談に携わる研究員・技術員等のキャリアアップ(人材育成に関する取り組みが考慮されているなど、プロトタイプ機の開放が円滑に行われる仕組み・支援体制が計画されていること
  4. (4)ユーザーの評価に基づき、性能やユーザビリティの向上等、効果的なプロトタイプ機の高度化が期待されること
  5. (5)プロトタイプ機の有用性等に関する効果的な情報発信が期待されること
  6. (6)知的財産権の管理体制が明確になっており、取得やライセンスの方針が適切であること