課題名 | 「消化管機能亢進作用を有する機能性食品」 |
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所有者 | 中部TLO アピ株式会社 |
研究者 | 岐阜薬科大学 薬効解析学研究室 教授 原 英彰 同学 生薬学研究室 教授 飯沼 宗和 |
委託企業 | アピ株式会社 |
開発費 | 約3億円 |
開発期間 | 平成19年12月25日~平成23年12月31日 |
評価 | 本新技術は、東南アジア原産のジンチョウゲ科植物葉部(沈香葉)を原料とし、持続的な便秘改善作用がある主要な成分「ゲンクワニン配糖体」を含む機能性食品に関するものである。 従来の便秘薬には副作用(下痢や腹痛)を伴うものが多く、一方で健康食品としての便秘改善食品には効果が少ないという問題があった。本新技術では、沈香葉エキスとしてゲンクワニン配糖体を大量に抽出する手法を確立し、同エキスの、安全性と、便秘に対する改善効果を、臨床試験を通して確認することを目標としていた。 開発を終了した時点では特定保健用食品表示許可を申請するには至っていないが、必要と考えられる各種安全性試験、有効性試験を臨床にて実施し、副作用がない安全な用量領域での有効性が確認されている。また市場動向に合わせた商品開発に連動する製剤技術についての開発も進んでおり、開発成果を実施するための販売プランに沿った準備も順調である。 これらから成否認定基準である「特定保健用食品の表示許可を受ける」の技術的要件を満足しうる見通しが立ったと考え、本開発の結果は成功とすることが妥当と判断した。今後、健康食品としてまた、特定の効用を謳う特定保健用食品の表示許可を得て開発成果の実施を進め、国民の基礎的な健康増進の一助となることが期待される。 以上より、本開発の結果は成功とすることが妥当と判断した。 |
評価者 | 独創的シーズ展開事業 委託開発
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評価日 | 平成23年2月10日 |