JST(理事長 中村 道治)は、研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)の「開発成果の活用・普及促進」における平成23年度新規課題を決定しました。
本プログラムは、日本の創造的・独創的な研究開発活動を支える基盤の強化を図るため、革新的な先端計測分析技術・機器およびその周辺システムの開発を推進するもので、平成16年度より実施してきました。今年度より、これまで得られた本プログラムの開発成果の活用・普及を促進するため、開発されたプロトタイプ機を広く外部研究者に開放(共同利用)し、実用化に向けた機器の高度化などを行い、成果の社会還元を図ることとしました。これは、文部科学省 科学技術・学術審議会 技術・研究基盤部会 知的基盤整備委員会 先端計測分析技術・機器開発小委員会が提唱した「知的創造プラットフォーム」に求められる研究成果の社会還元機能(プロトタイプの共用)の一環です。
今年度は、平成23年5月16日(月)から6月17日(金)の期間で本プログラム終了課題の中から公募を行い、22件の応募がありました。募集締め切り後、外部有識者による審査を実施し、6件の課題を決定しました(別紙1)。
今後は、装置の共用の準備が整い次第、順次研究者らに活用していただく予定です。その際には、JSTや各機関のホームページで案内します。
なお、事業の概要については、下記の事業ホームページを参照してください。
ホームページURL:https://www.jst.go.jp/sentan/