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別紙

「イノベーションコーディネータ表彰」平成23年度募集の概要

1.表彰の趣旨

科学技術振興機構(JST)は、平成21年度より産学官連携による研究開発および企業化などをコーディネートする人材を表彰する「イノベーションコーディネータ表彰」を創設し、本年度は第3回目となる表彰候補者の募集を行います。

本表彰は、全国各地のコーディネータの活動・実績に対して、その成果を客観的視点から表彰することにより、コーディネータのモチベーションを高めるとともに、コーディネート活動の重要性を社会にアピールし、さらにはコーディネータのより一層のステータス向上、優秀なコーディネータの育成・確保を目指すものです。

2.募集対象

日本においてコーディネート活動を主としている個人とします。

ただし、職名は「コーディネータ」に限らないこととします。また国籍は問いません。

具体的には以下のような活動を行っている方を対象とします。

  1. (1)大学などの技術シーズ発掘および企業ニーズとのマッチング
  2. (2)産学共同研究に当たっての適切な外部資金の取得支援
  3. (3)知財マネジメント、技術移転支援(特許戦略、ライセンシングなど)
  4. (4)企業化支援(製品・商品化、市場導入、ベンチャー立ち上げなど)
  5. (5)後継事業などへの橋渡し(研究や支援制度の発展的な展開など)
  6. (6)産学官連携に関する地域内、組織内の連携推進体制などの整備
  7. (7)上記に関連するコーディネート活動の普及、啓発
  8. (8)上記に関連するコーディネート活動を行う人材の育成
  9. (9)その他産学官連携などに関連する活動

注1: コーディネート活動には、企業間の連携や大学間の連携などを含みます。

注2: 平成21・22年度にイノベーションコーディネータ表彰を受賞された方は、対象外とします。

3.主催

JST

4.後援(予定)

文部科学省、経済産業省、農林水産省、全国知事会、新エネルギー・産業技術総合開発機構、産業技術総合研究所、中小企業基盤整備機構、全国イノベーション推進機関ネットワーク、国立大学協会、公立大学協会、日本私立大学団体連合会、国立高等専門学校機構、全国地方新聞社連合会、日刊工業新聞社

5.表彰の内容(表彰数)

イノベーションコーディネータ大賞・文部科学大臣賞(1名)(予定)
大学などの持つ有効な技術シーズを発掘し、商品化実現に向け産と学の効果的な橋渡しを行うなど、科学技術に関わるイノベーションの創出において、総合的に極めて優れたコーディネート活動を行った方。
イノベーションコーディネータ賞・科学技術振興機構理事長賞(1名)
シーズ発掘・マッチングなどの産学連携活動や企業化支援などの活動に優れた成果を上げており、かつコーディネート活動の仕組み作り・人材育成などにも優れた成果を上げた方。
イノベーションコーディネータ賞(複数名)
優れたコーディネート活動を行っており、今後のさらなる活動の発展が期待される方。
イノベーションコーディネータ賞・若手賞(複数名)
優れたコーディネート活動を行っており、今後の活躍が大いに期待される45歳未満の若手のコーディネータ。
功労者賞(複数名)
コーディネート活動・コーディネータ制度の整備・発展に関する活動において、特に優れた功績を上げた方。

6.応募方法

(1)募集方法:
推薦または自薦による公募を行います。
(2)応募書類の提出:
応募書類を平成23年度イノベーションコーディネータ表彰専用ホームページ(http://www.sanrentenkai.jp/ica2011/)からダウンロードして必要事項を記入の上、電子メール(送付先メールアドレス:ica2011(アットマーク)sanrentenkai.jp)にて送付してください。

7.審査方法

外部有識者で構成される選考委員会にて、書類審査および協議により受賞者の選出を行います。

選考は非公開で行われますが、応募者および応募内容と利害関係を有する委員は、当該応募の選考を担当しません。

8.受賞者への表彰

受賞者に対しては賞状および副賞として賞牌の贈呈を行います。

9.スケジュール(予定)

募集期間:
平成23年7月15日(金)~8月22日(月)
選考期間:
平成23年9月上旬~10月上旬
受賞者発表:
平成23年10月中旬
※JSTホームページ(https://www.jst.go.jp)などにて発表を予定しています。
表彰式:
平成23年11月1日(火)
※「全国イノベーションコーディネータフォーラム2011」(平成23年11月1・2日、宮城県仙台市)において表彰式を行う予定です。