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科学技術振興機構報 第785号

平成23年2月17日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
Tel:03-5214-8404(広報ポータル部)
URL http://www.jst.go.jp

戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)
「日本−南アフリカ研究交流」における平成22年度新規課題の決定について

JST(理事長 北澤 宏一)は、南アフリカ国立研究財団(NRF)注1)と共同で「ライフサイエンス」に関する2件の研究交流課題を支援することを決定しました。この支援は、戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)注2)「日本−南アフリカ研究交流」注3)の一環として行われるものです。

支援決定した課題は次の通りです。

(1) 「日本・南ア両国による比較研究に基づくインド−太平洋海域の藻類の多様性と進化の解明」

(研究代表者:北海道大学 大学院理学研究院 堀口 健雄 教授、ケープタウン大学 理学部 ジョン・ボルトン 教授)

本課題は、両国の藻類学者が共同して藻類(海藻類や植物プランクトンなど)の分布や分類、遺伝情報などを調べることにより、インド−太平洋海域の藻類の多様性と進化を解明することを目指す研究です。

(2) 「赤痢アメーバ症の新規診断・制御法の開発を目的とした病原・発症機構の解明」

(研究代表者:筑波大学 大学院生命環境科学研究科 野崎 智義 教授、ヴェンダ大学 数学・自然科学部 アミドウ・サミー 上級講師)

本課題は、途上国だけでなく、日本を含めた先進国でも問題となっている、腸管寄生虫赤痢アメーバが人に病気を起こす仕組みを分子レベルで解明することを目指す研究です。

今回の研究交流課題の募集では9件の応募があり、これらの応募課題を日本側および南アフリカ側の外部専門家により評価しました。JSTとNRFはその結果をもとに協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から、日本と南アフリカがともに支援すべきと合意した2件を支援課題として決定しました。日本側、南アフリカ側とも本年4月に支援を開始する予定です。研究期間は、両国とも支援開始から3年間を予定しています。

注1) 注1) 南アフリカ国立研究財団(NRF:National Research Foundation
平成11年に設立された科学技術省所管の組織で、国内向けの研究支援、国際協力、研究設備の整備などを行っています。
NRFホームページURL: http://www.nrf.ac.za/
注2) 戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)
政府間合意に基づき、戦略的に重要なものとして文部科学省が設定した協力対象国・分野において、相手国の研究支援機関と共同で研究提案を公募・採択し、国際研究交流を支援します。
戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL:http://www.jst.go.jp/inter/index.html
注3) 「日本−南アフリカ研究交流」
「日本−南アフリカ(NRF)研究交流」においては、平成20年6月に日本で行われた文部科学省と南アフリカ科学技術省の次官級会談を踏まえ、文部科学省が「ライフサイエンス」を研究交流分野として設定しました。平成20年度に1回目の課題採択を行い、今回が2回目の課題採択となります。

<添付資料>

別紙:戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)「日本−南アフリカ研究交流」
平成22年度新規課題 一覧

参考:戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)「日本−南アフリカ研究交流」
平成22年度新規課題の採択に関して

<お問い合わせ先>

独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
宇佐見 健(ウサミ タケシ)、金子 恵美(カネコ エミ)、岸田 絵里子(キシダ エリコ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail: