JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第771号 > 別紙
別紙

「ライフサイエンスデータベース統合推進事業」の概要

1.事業の目的

さまざまな研究機関などによって作成されたライフサイエンス分野データベースの統合化に必要な研究開発などを推進し、日本におけるライフサイエンス研究の成果が、広く研究者コミュニティに共有かつ活用されることにより、基礎研究や産業化につながる応用研究を含むライフサイエンス研究全体が活性化されることを目指します。

2.事業の概要

ライフサイエンスデータベース統合推進事業では、「戦略の立案」、「ポータルサイトの構築・運用」、「データベース統合化基盤技術の研究開発」、「バイオ関連データベース統合化の推進」を4つの柱として、ライフサイエンス分野データベースの統合化に向けて事業を推進します。

本事業を効率的に推進するため、高度な研究開発を必要とする「データベース統合化基盤技術の研究開発」と「バイオ関連データベース統合化の推進」については、それぞれに『基盤技術開発プログラム』、『統合化推進プログラム』を設け、研究開発課題を広く公募します。この研究開発成果を本事業のポータルサイトに実装することにより、利用者は国内にあるさまざまなライフサイエンス分野データベースの一元的な利用が可能となり、日本のライフサイエンスに関する研究成果の広範な共有を図ることが可能となります。

図 バイオサイエンスデータベースセンター概要

3.プログラムの概要

『基盤技術開発プログラム』は、データベース統合化の実現のために重要な基盤技術の開発を行い、ポータルサイトへの実装までを行うものです。具体的にはデータベース統合検索技術、大規模データの活用技術、データベース解析統合利用環境の整備など、およびこれらに付随する各種技術の開発とその実装を目指すものです。

本プログラムを効率よく推進するため、プログラム全体の責任者として研究総括を置きます。研究総括および外部有識者からなる研究アドバイザーが研究開発課題の選考、評価、課題の管理などを行います。

なお、本公募は、平成23年度政府予算の成立を前提としています。予算の成立状況によっては事業内容や実施内容を変更する場合があります。

4.応募課題の要件

データベース統合化の推進に向けて必要となる、ハイレベルかつ実用性の高い基盤技術を研究開発し、確実に本事業の目的が遂行される研究提案が期待されます。研究開発に加えて、ポータルサイトへの実装までを含む完成度が求められ、さらに、ポータルサイトで整備する統合データベースの品質維持と高機能化の実現を担っていただきます。

5.応募者の要件

国内の研究機関に所属して、当該研究機関において自らが研究を実施する体制を取れる研究者であること。

※「国内の研究機関」:日本国内の大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特別認可法人、公益法人、企業などのうち、研究開発を実施している機関。

6.研究開発期間

3年間(平成23年4月以降に開始予定)

7.研究開発費の規模

3億円程度/年

8.採択予定件数

1件

9.募集期間

平成22年11月1日(月)~12月24日(金)正午

10.応募方法

「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」により受け付けます。

e-RadポータルサイトURL:http://www.e-rad.go.jp/

※募集要項は、事業ホームページの公募情報からダウンロードしてください。

事業ホームページ公募情報URL:http://www.biosciencedbc.jp/koubo/

11.お問い合わせ先

独立行政法人 科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター準備室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:河村 明子(カワムラ アキコ)、白木澤 佳子(シロキザワ ヨシコ)
Tel:03-5214-8491 Fax:03-5214-8470
E-mail: