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参考

戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)「日中韓研究交流」
平成22年度新規課題の採択に関して

1.趣旨・目的

本研究交流は、日中韓の政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した中国および韓国との協力分野(「地球規模課題、及び北東アジア地域で重要な課題」)において研究交流を実施することにより、日中韓の科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2.募集分野

「地球規模課題、及び北東アジア地域で重要な課題」分野の領域である「気候変動」、「省エネルギー」、「防災」および「水循環」に関する研究交流の課題とします。

3.応募資格

日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者であることが必要です。日中韓において進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される研究交流を対象とします。

4.支援期間(研究期間)

3年間

5.支援規模

1課題あたり、総額1500万円/3年間を上限とします(間接経費を含む)。

*中国側の支援規模は1課題あたり原則総額100万元/3年を上限、韓国側の支援規模は1課題あたり原則総額1億5000万ウォン/3年を上限とします。

6.支援の内容

支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。

7.選考方法

日本側はJSTの国際科学技術協力推進委員が、中国側はMOSTの評価委員が、韓国側はNRFの評価委員がそれぞれ独自に評価を行い、その結果をJST、MOSTおよびNRFで協議して支援課題を決定しました。

8.審査にあたっての評価基準

以下の基準を適用しました。

  1. (1) 制度の趣旨および対象分野への適合性
  2. (2) 研究代表者の適格性
  3. (3) 計画の妥当性
  4. (4) 研究交流の有効性
  5. (5) 現在の研究活動