課題名 | 日本側 研究代表者 |
所属・役職 | 課題概要 | |
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米国側 研究代表者 |
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1 | センシングとシミュレーションの統合によるインフラ防災情報生成手法の開発 | 小國 健二 | 慶應義塾大学 理工学部 准教授 | 本研究交流は、都市全体に設置したセンサーネットワークで得られた計測データに高度な解析をセンサーノード上で施すことにより、構造物の健全性、損傷、耐余震性などの有用な情報を取得するシステムを構築することを目指すものである。 日本側はセンシングとシミュレーションの統合のための基幹技術、米国側はMEMS加速度計とその周辺技術を中心に担当し、社会基盤構造物の損傷を直接検知するセンサーネットワークを開発する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことにより、「地盤から構造物まで」計測するシームレスなセンサーネットワーク開発が可能となり、社会基盤構造物の維持管理や被害軽減に貢献することが期待される。 |
Steven D. Glaser (スティーブン・D・グレイサー) |
カリフォルニア大学 バークレー校 工学部 教授 | |||
2 | 圧電素子・弾性波可視化統合技術による複合材料積層パネルの発見困難な衝撃損傷の検出 | 武田 展雄 | 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授 | 本研究交流は、圧電素子・弾性波可視化統合技術を用いて従来の技術に比べて少ないセンサー数で、航空宇宙機体などに用いられる大型複合材積層パネルの発見困難な衝撃損傷を検出することを目指すものである。 米国側は圧電素子を用いた新規位置同定アルゴリズムによる衝撃負荷点や複合材破損点の検知、日本側は弾性波可視化統合技術を利用した衝撃負荷あるいは損傷発生領域の検査・評価を中心に担当し、構造健全性の統合化モニタリングシステムを開発する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことにより、新規な大型複合材パネルの構造健全性診断技術の開発が可能となり、実際の大型複合材構造体の衝撃損傷検出に貢献することが期待される。 |
Tribikram Kundu (トリビクラム・クンヅ) |
アリゾナ大学 工学部 教授 |