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科学技術振興機構報 第737号

平成22年6月7日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
Tel:03-5214-8404(広報ポータル部)
URL http://www.jst.go.jp

東アジアの科学技術関連情報を集約する「アジア科学技術ポータル」を開設

(研究機会に関する情報を中心に、東アジア地域の科学技術関連情報をワンストップで発信)

JST(理事長 北澤 宏一)は内閣府の企画・立案に基づき、平成22年6月7日(月)に、ASEAN諸国注)と日本、韓国、中国、インド、オーストラリア、ニュージーランド(以下、「東アジア」という)の16ヵ国の科学技術関連情報を、インターネットを通じてアジアおよび世界に向けて発信する「アジア科学技術ポータル(Asia Science and Technology Portal:ASTP)」を開設します。

日本政府は、平成18年8月にマレーシアで開催された「アジア地域科学技術閣僚会議」で、地域の各国間の共同研究・人材交流促進のための「オープン・アクセス・データベース」の構築を提案しました。また、平成22年2月に示された総合科学技術会議の「科学・技術外交戦略タスクフォース報告書」でも、「グローバルな人材ネットワークの構築」を支える基盤として「アジア域内共通のデータベース整備」が挙げられています。JSTはこれを受け、内閣府の企画・立案に基づき、第一歩として本ポータルを構築しました。すでに本年春に各国に対して協力を依頼しているところですが、本年5月20日(木)には、ラオスで開催された第2回 日・ASEAN科学技術協力委員会においても、本ポータルの目的や提供する情報を紹介するとともに、内容の充実に向け協力を依頼しました。

本ポータルは英語で表記し、東アジアにおける研究ファンド情報や研究者募集情報などの研究機会に関する情報を中心とした同地域での包括的な科学技術関連情報を、主に国際共同研究の実施を考えている若手研究者を対象として発信します。これまでこれらの情報は、各国・各機関のサイトに分散していて網羅的に収集することが容易ではなかったため、本ポータルでまとめて入手できるようにすることにより、同地域の国際共同研究および研究人材交流が促進されることが期待されます。

諸外国に目を向ければ、EUの出版局(Publication Office)が運営する「Community Research and Development Information Service for Science, Research and Development(CORDIS)」など、国をまたがる地域の研究機会に関する情報を中心とした科学技術関連情報を提供するポータルサイトが存在します。「アジア科学技術ポータル」は、東アジアの各国が協力して科学技術関連情報を提供する初めての試みといえます。

本ポータルは、日本政府が推進する科学技術外交の一施策として実施するものであり、内閣府が企画立案を行い、JSTが運営・維持管理を担当します。また、16ヵ国の共同事業として各国に協力機関を設け、内容の充実を図っていく予定です。

アジア科学技術ポータルURL: http://astp.jst.go.jp

注) ASEAN諸国
インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10ヵ国。

<添付資料>

別紙:「アジア科学技術ポータル」について

<お問い合わせ先>

独立行政法人 科学技術振興機構 研究基盤情報部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:深澤 信之(フカサワ ノブユキ)、佐藤 正樹(サトウ マサキ)
Tel:03-5214-8406 Fax:03-5214-8470
E-mail: