※募集要項より抜粋
(1)選考の観点
- 本事業の趣旨および、研究分野・研究領域の趣旨に合致していること。
- 相手国にニーズがあること。
- 国際的に高く評価される研究開発であって、科学技術水準の向上につながること。
- 将来的な社会実装の構想があること(研究成果および社会還元の道筋がはっきりしていること)。
- 相手国側研究者との具体的な共同研究計画があり、相手国での研究の代表者が明確で、相手国側に研究を実施できる体制が整っていること。
- 研究代表者(およびその国内共同研究者)の所属機関は、当該共同研究を担う上で必要な国際交流活動基盤を有していること。
- 相手国研究機関との共同研究を推進する上で、研究のコストパフォーマンスも考慮された適切な研究計画(資金計画も含む)があること。
- 研究代表者にJICAの技術協力プロジェクトにおける研究チームの総括担当者として国際共同研究を推進する強い意志と熱意があること。
- 相手国研究機関の協力要請がJICA技術協力プロジェクトにおいても採択される見込みがあること。
(2)留意事項
- 複数国間共同研究課題の選考に当たっては、研究が全体として統合されたひとまとまりの計画となっている課題が高く評価されます。
- 課題の選考に当たっては、研究水準の高さとともに、研究計画が総花的でなく、内容が絞られ、かつ具体性の高い課題であって、研究成果の社会還元の時期を含めた道筋が明確である課題が高く評価されます。
- 課題の選考に当たって、アフリカ地域については、人材のキャパシティ・ビルディング、現地調査の実施と分析、そして適正技術・問題即応技術の開発・適用が重要であり、その観点からも選考を行います。
- 共同研究相手国や地域については、開発途上国の地域ごとの特性を生かした戦略として当該地域の優れた研究拠点の活用が重要であること、相手国や地域の適切なバランス(過度の集中が生じないことも含む)が求められるなど、外交政策および科学技術政策を考慮して評価することがあります。
- 平成20年度および平成21年度に採択されている課題と類似の研究提案については、『研究の目的、対象、アプローチ、実施地域などから判断して、研究内容に本質的な差異が認められるか』、または、『既存類似課題と競争的に研究を推進することにより、地球規模課題の解決に資するより大きな成果が期待できるか』といった観点からも選考を行います。