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別紙

戦略的国際科学技術協力推進事業「日本―米国(NSF)研究交流(ロボティクス)」
平成21年度採択課題 一覧

研究交流課題 日本側
研究代表者
所属・役職 研究交流課題概要
米国側
研究代表者
医療・リハビリにおけるモデルベースト支援ロボティクス技術の開発 淺間 一 東京大学
人工物工学研究センター

教授
 本研究交流は、医療・リハビリ分野においてニーズの高いロボティック支援技術の構築を、人体の特性を明らかにし、モデル化を行った上で、目指すものである。
 具体的には、日本側は、軟組織や筋骨格系などのモデリングや動作解析などの基礎的研究および治療・手術・リハビリ支援機器の基盤技術開発を担当し、米国側はニューロエンジニアリングを含む応用技術開発を担当する。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、先端的な医療リハビリロボットの実用化に対する課題が明確になり、より効果的な医療・リハビリを実現するための基盤技術の確立が期待される。
ヨーキー マツオカ ワシントン大学
計算機科学技術研究科

准教授
工学-医学-生理学の融合による革新的リハビリテーション支援技術に関する研究交流 小笠原 司 奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科

教授
 本研究交流は、特定の筋肉のみのアシストを可能とする筋肉リハビリテーション支援技術を構築することを目的とする。
 具体的には、日本側は主に運動センシング技術開発、リハビリ向け筋力制御技術開発、リハビリ現場を想定した実験と評価を担当し、米国側はリハビリ支援デバイス制御論の構築、生理学的観点からの評価を担当する。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、実用を意識したリハビリテーション支援システムの研究開発が可能となり、リハビリテーションの質的向上に貢献することが期待される。
上田 淳 ジョージア工科大学
ジョージ W. ウッドラフ機械工学研究科

准教授