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科学技術振興機構報 第712号

平成22年2月8日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
Tel:03-5214-8404(広報ポータル部)
URL https://www.jst.go.jp

戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)「日本-ドイツ共同研究」における
平成21年度新規課題の決定について

JST(理事長 北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)注1)「日本-ドイツ共同研究」において、ドイツ研究振興協会(DFG)注2)と共同で「ナノエレクトロニクス」における共同研究課題の募集および審査を行い、平成21年度新規課題3件を決定しました(別紙1)。

JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と相手国の研究者間の活発な研究交流・共同研究を推進しています。

本事業におけるドイツとの協力では、平成19年度から、研究交流型注3)としてDFGと「ナノエレクトロニクス」に関する研究交流の支援を実施し、23件の課題を推進してきました。今回採択を行う共同研究型は、研究交流型より大規模な国際共同研究を支援するもので、日本とドイツ双方の科学技術のさらなる発展を目的としています。今回の取り組みは、JSTが行う共同研究型としての最初の実施となります。

JSTとDFGの間で、平成21年4月15日(水)に共同研究型を実施するための覚書を締結し、平成21年6月4日(木)から7月31日(金)までの間、上記領域における新規課題の募集を共同で行ったところ、19件の応募がありました。その後、各応募課題について、日本側はJSTの研究主幹およびアドバイザー、ドイツ側は外部専門家から構成される日独合同評価委員会が共同で評価・協議し、評価が一致した3件を採択課題として決定しました。

注1) 戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)
相手国の研究支援機関と連携して、指定された分野において共同で研究提案を公募・採択し、研究交流型より大規模な国際共同研究を支援します。支援期間は原則3年、支援規模は1課題あたり原則総額3億円/3年を上限とします(間接経費を含む)。
戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL:https://www.jst.go.jp/inter/index.html
注2) ドイツ研究振興協会(DFG)
1920年に設立された本部をボン市におく非営利・非政府組織。自然科学と人文科学全分野にかかわる研究プロジェクトに資金を提供し、研究者間の協力を促進しています。
DFGホームページURL:http://www.dfg.de
注3) 戦略的国際科学技術協力推進事業(研究交流型)
相手国の研究支援機関と連携して、指定された分野において共同で研究提案を公募・採択し、研究交流を支援します。支援期間は原則3年、支援規模は1課題あたり原則総額1500万円/3年を上限とします(間接経費を含む)。

<添付資料>

別紙1:戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)「日本-ドイツ共同研究」平成21年度採択課題一覧

別紙2:戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)「日本-ドイツ共同研究」平成21年度評価委員(日本側)一覧

参考:戦略的国際科学技術協力推進事業(共同研究型)「日本-ドイツ共同研究」平成21年度採択に関して

<お問い合わせ先>

独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
担当:屠 耿(ト コウ)、葉山 雅(ハヤマ ミヤビ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail: