1.「日本-インド研究交流」の趣旨・目的
本研究交流は、日本とインドとの政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定したインドとの協力分野(「情報通信技術と他の分野を結合した複合領域」)において研究交流を実施することにより、日本とインドとの科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。
2. 募集分野
今回の募集では、主に以下の研究領域に重点を置きます。
- (1) コンピューター支援設計/コンピューター支援製造(CAD/CAM)
- (2) バイオテクノロジーとICTの複合領域
- (3) 情報セキュリティおよび暗号
- (4) ソフトウエア技術および理論計算機科学
- (5) ICTを利用した重要基盤保護技術
ただし、ICT複合領域における上記以外の領域の研究課題であっても、優秀な提案は採択される可能性があります。
3.応募資格
研究交流課題を提案するにあたり、日本とインドにおいてすでに進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される研究交流課題であることが必要です。日本側研究者は、企業に在籍する研究者からの応募も可能です。インド側の研究代表者は、政府機関・大学・研究機関(詳しくはDSTに照会して下さい)などに所属している必要があります。
4.支援期間(研究期間)
原則3年。
5.支援規模
1課題あたり、総額1500万円/3年間を上限とします。(ただし、間接経費を含む)
6.支援の内容
JSTとDSTは、研究者の交流を含む研究交流課題を支援します。その中には研究者の派遣・招聘も含まれます。
JSTは日本側研究者を支援し、DSTはインド側研究者を支援します。
7.選考方法
JSTで選任された専門家で構成される委員会にて全ての提案書が評価された後、この評価結果をもとにJSTとDSTが協議を行い、支援する課題を選定しました。
8.審査にあたっての評価基準
以下の基準を適用しました。
- 制度の主旨および対象分野への適合性
- 研究代表者の適格性
- 計画の妥当性
- 研究交流の有効性
- 現在の研究活動