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参考

戦略的国際科学技術協力事業「日本-ニュージーランド研究交流」
平成21年度採択に関して

1.「日本-ニュージーランド研究交流」の趣旨・目的

本研究交流は、JSTがニュージーランド研究科学技術財団(FRST)との間で取り交わした合意文書に基づき、「機能性食品」分野において研究交流を実施することにより、日本とニュージーランドとの科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2. 募集分野

本研究交流における「機能性食品」研究とは、食品および食品成分の機能評価・臨床応用に関する研究を主な対象とします。付加価値を有した食料製品およびそれに関連する生産・加工プロセスの開発を目的とした研究も対象として考慮します。

3.応募資格

研究交流課題を提案するにあたり、日本とニュージーランドにおいてすでに進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される研究交流課題であることが必要です。日本側研究者は、企業に在籍する研究者からの応募も可能です。ニュージーランド側研究者は、企業に在籍する研究者が参加することも可能ですが、研究プロジェクトを主導するのは、商業活動ではなく研究を主目的とした機関である必要があります。

4.支援期間

2年

5.支援規模

1課題あたり、総額2000万円/2年間を上限とします。(ただし、間接経費を含む)

6.支援の内容

JSTとFRSTは、研究者の交流を含む研究交流課題を支援します。その中には研究者の派遣・招聘も含まれます。

JSTは日本側研究者を支援し、FRSTはニュージーランド側研究者を支援します。

7.選考方法

JSTで選任された専門家で構成される委員会にて全ての提案書が評価された後、この評価結果をもとにJSTとFRSTが協議を行い、支援する課題を選定しました。

8.審査にあたっての評価基準

以下の基準を適用しました。

  1. 1制度の主旨および対象分野への適合性
  2. 2研究代表者の適格性
  3. 3計画の妥当性
  4. 4研究交流の有効性
  5. 5現在の研究活動