課 題 名 | 「多方向繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の製造技術」 | ||||||
研 究 者 | 京都工芸繊維大学大学院 教授 濵田泰以 | ||||||
所 有 者 | 濵田泰以(京都工芸繊維大学大学院 教授)、 福井ファイバーテック株式会社(旧社名 福井漁網株式会社) | ||||||
委託企業 | 福井ファイバーテック株式会社(旧社名 福井漁網株式会社) | ||||||
開 発 費 | 300,000,000円 | ||||||
開発期間 | 平成13年3月~平成16年1月 | ||||||
評 価 | 本新技術は、高保水性人工軽量土壌とトレーユニットにより、施工・維持管理低減が可能な屋上緑化技術に関するものである。 本新技術は、加圧法により樹脂を強化繊維(炭素繊維)に含浸させることにより、従来の熱硬化性樹脂複合材料(FRP)と同等の強度をもつ多方向繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の製造技術開発に関するものである。 FRP に代表される長繊維強化複合材料は、製造法からの制約により、マトリックスに熱硬化性樹脂を用いた一方向性材料が中心であり、多方向強度、リサイクル性、再加工性等に難点を有している。 本新技術は、強化繊維束を熱可塑性樹脂繊維で被覆化したマイクロブレーディング(複合組紐)やマイクロカバーリングヤーン(複合撚紐)を用いた多軸配向編網技術による編網状基材を用いて、繰り返し加熱成形工程により熱可塑性樹脂を強化繊維に高い効率で含浸するものである。 従来の熱硬化性樹脂複合材料と同等の引張強度や引張弾性率をもち、且つ、リサイクル性と再加工性のある高強度熱可塑性樹脂複合材料を可能としたもので、自動車、船舶をはじめ、航空・宇宙輸送等の分野においての新しい利用が期待される。 | ||||||
評 価 者 |
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評 価 日 | 平成16年4月23日 |