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別紙

戦略的国際科学技術協力推進事業「日本−フランス(ANR)研究交流」
平成21年度採択課題一覧

研究交流課題 日本側
研究代表者
所属・役職 研究交流課題概要
フランス側
研究代表者
1 ヒューマノイドロボットのための能動的両耳聴 奥乃 博 京都大学
大学院情報学研究科
教授
 本研究交流は、ヒューマノイドロボットの両耳聴聴覚機能、つまり、人のように2つの耳で聞く聴覚機能の実現を通じて、ヒューマノイドと人との共生を促進し、さらに、人の聴覚機能を解明し、高齢者や聴覚障碍者を支援するための基礎技術の確立を目指すものである。
 具体的には、日本側は人工知能の立場から両耳聴による音源分離、音声認識、音声対話、および体を動かして聞く能動的聴覚機能を分担し、フランス側は工学だけでなく生理学や認知科学の立場から、音源定位、発話区間認識、話者認識を分担する。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、能動的両耳聴の広範囲な研究展開と、ヒューマノイドロボットへの聴覚機能の実現が期待される。
パトリック・
ダネス
ツールーズ大学
LAAS-CNRS
ポールサバティエ大学
准教授
2 上気道気流解析へのキーテクノロジー:超長距離間高速ネットワークによるペタスケール・コンピューティング 下條 真司 (独)情報通信研究機構
上席研究員
 本研究交流は、超長距離となる日仏間ネットワークを通して、ヒトの上気道の気流を対象とした大規模数値計算や可視化をペタスケールにて実施する場合、未だ解決されていないさまざまな問題の解決を目指すものである。
 具体的には、日本側はペタスケールの1)可視化レンダリング技術、2)超長距離間高速データ転送技術、3) 大規模流体音響連成計算技術の開発を分担し、フランス側は1)可視化結果の表示技術の開発、2)超長距離間ネットワーク性能測定、3)摩擦音の数値計算結果の物理実験による精度検証を分担する。
 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、超長距離間高速ネットワークを土台とした大規模計算機環境を日仏間に構築でき、それを用いた上気道の気流解析技術の実現が期待される。

アネミー・
ファン・
ヒルトン

グルノーブル大学連合
グルノーブル画像音声信号認識研究所
シニア研究者