計画の達成度 |
:研究開発は順調に進み大型プラズマ生成装置も完成しポリシリコンマザーシート製造を事業化する目処がついたが、品質の均一性、量産性や信頼性など生産技術面での課題が一部残った。 |
知的財産権 |
:ポリシリコンマザーシート製造技術については確保できた。今後は周辺特許、製品関連など今後ベンチャーを継続するための更なる出願が必要である。 |
起業化計画 |
:概ね妥当である。しかし競争の激しい業界であり、これに遅れをとらないためには、新たな応用分野や市場の開拓など積極的な営業活動をおこなう主体的な会社経営をする必要がある。 |
新産業創出 |
:次世代の超薄型平面テレビとして注目されているフィールド・エミッションディスプレイ(FED)の製造やプラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンス(EL)等の分野における低温機能膜に必要となる基盤材料および技術であり、新産業創出の期待度は高い。 |
総合・その他 |
:新方式のプラズマ生成技術を完成させポリシリコンマザーシート製造技術開発も順調であり、新会社のコアとなるものはできている。今後は、ライセンス供与先との共同開発による開発資金調達、フラットパネルディスプレイ(FPD)生産ラインを持つメーカーとの提携による量産化体制の整備など、協力会社との強力な連携が不可欠である。その際には単なるライセンス供与に留まらず、積極的にイニシアチブを握った事業運営を期待する。 |