JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第642号 > 参考
参 考

本研究強化に関連するインフルエンザ関連基礎研究課題

(1)戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「河岡感染宿主応答ネットワークプロジェクト」

研究総括 河岡 義裕(東京大学医科学研究所 教授)
研究期間 平成20年10月〜平成26年3月

 インフルエンザウイルスを用いて、ウイルス感染に起因する宿主応答を分子、細胞、個体レベルで網羅的に解析し、情報統計学的手法を用いて宿主応答の全体像を宿主応答ネットワークとして体系化することで、ウイルス感染症の発症とその病態に影響を及ぼす宿主応答を解明すると同時に、予防・治療戦略の新たな基盤の創出を目指しています。

(2)地域イノベーション創出総合支援事業(育成研究)
  「インフルエンザウイルス感染の新規診断キット、予防薬、治療薬の実用化研究」

代表研究者 喜田 宏(北海道大学大学院獣医学研究科教授、同校 人獣共通感染症リサーチセンター センター長)
研究期間 平成18〜20年度

 インフルエンザA型ウイルスのライブラリーを利用し、H5亜型HA(ヘマグルチニン)に結合する抗体を作出し、動物実験で感染防御効果・治療効果があることを確認した。また、ウイルスライブラリーを用いて、H5N1ウイルス不活化ワクチンを試製し、これらがニワトリ、マウスおよびサルに感染防御免疫を賦与することを確認しました。抗体を用いた診断キットおよびワクチンの開発は、研究開発資源活用型「人獣共通感染症のワクチンおよび診断システム」に移行し、既にH7N7ウイルス不活化ワクチンでH5N1と同様の結果を得ています(平成19〜21年度)。