科学技術振興機構報 第63号
平成16年5月18日
埼玉県川口市本町4−1−8
独立行政法人 科学技術振興機構
電話(048)226-5606(総務部広報室)
URL:http://www.jst.go.jp/

植物が良く育つ高保水性ゲルを用いた屋上緑化システムの開発に成功

 独立行政法人科学技術振興機構(理事長 沖村憲樹)は、委託開発事業の開発課題「高保水性軽量化マットを用いた屋上緑化技術」の開発結果を、このほど成功と認定しました。
 本課題は、早稲田大学理工学総合研究センター 客員教授 森 有一氏らの研究成果を基に、平成13年3月から平成16年3月にかけて株式会社久保工(代表取締役社長 君塚正和、本社 東京都千代田区内神田1丁目16番地9号、資本金 177.1百万円)に委託して実用化開発(開発費約104百万円)を進めていたものです。
(開発の背景)
 都市のヒートアイランド対策として屋上緑化は、有効な方法として注目されています。しかしながら、積載荷重や施工面で建築物への負荷が大きく、維持管理費用が嵩むなど特に既存の建築物への屋上緑化実現には困難な状況でした。そのため、軽量で施工性が良く、維持管理低減可能な屋上緑化技術が求められていました。
(開発の内容)
 本新技術による高保水性ゲルは、植物の生育に重要なカルシウムイオンの吸収量を低減できるため、植物の生育阻害を防ぐことが可能です。そのゲルを配合した人工軽量土壌とトレーユニットを用いることで、ほぼ自然灌水のみで植物が生育する屋上緑化システムを実現しました。
 本新技術は、高保水性人工軽量土壌とトレーユニットにより、施工・維持管理低減が可能な屋上緑化技術に関するものです。
(開発の効果)
 本技術による屋上緑化システムは、施工性が良く、超薄層芝緑化(土厚6cm)から中高木緑化まで汎用性があり、灌水等の維持管理がほぼ不要なため、屋上等人工地盤上緑化を促進することが期待されます。
本新技術の背景、内容、効果の詳細
図1 新技術による保水剤(ゲル)
図2 トレーユニット
開発を終了した課題の評価

なお、本件についての問い合わせは以下のとおりです。
独立行政法人科学技術振興機構 開発部開発推進課
菊地博道、正木法雄(電話:03-5214-8995)

株式会社久保工 環境緑化事業部
田中精一、高汐健司(電話:03-3259-4670)
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