<用語解説>

注1  不斉炭素
 分子内で4個の互いに異なる原子または基と結合している炭素原子のこと。キラリティーの原因となるものである。
注2  アラニン
 アミノ酸の一種。構造式 CH3CH(NH2)COOH 自然界に存在するのはL体。不斉炭素(※印)が1個存在する。
注3  アニオン性界面活性剤
 界面活性剤のうち、水中で分離して有機陰イオンとなるもの。石けんが代表的で、イオン性界面活性剤として使用されているものの大部分を占める。
注4  テトラエトキシシラン
 構造式 (CH3CH2O)Si 高純度のシリカ合成で広く使われる。
注5  第四級アンモニウム塩
 4個の炭素原子(アルキル基など)が窒素原子に結合して生じる陽性のアンモニウムイオンを含むイオン性化合物。(NR4)+、R=アルキル基
注6  メソ細孔
 国際純正応用化学連合(IUPAC)の定義では2~50ナノメートルの細孔と規定されている。
注7  ナノメートル、ミクロン
 長さの単位で、1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1に相当する。1ミクロンは1千ナノメーターつまり1ミリメートルの1千分の1に相当する。
注8  ネマチック相
 液晶形態のひとつで、長い棒状分子がその長軸を一定方向に向け揃って集合しているが、三次元的な規則性がない状態。
注9  ラセミ体
 右手と左手にあたる物質が等量に混合したもの。キラルでない通常の触媒を用いると原理的にラセミ体しか得られない。

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