電子アーカイブ事業「電子アーカイブ対象誌」における平成２０年度の選定結果について

　ＪＳＴ（理事長　北澤 宏一）は、電子アーカイブ事業について、平成２０年度の電子アーカイブ対象誌１８１誌を選定しました。
　電子アーカイブ事業は、国内の学協会が発行している学術雑誌における国際発信力のさらなる強化と重要な知的資産の保存などを目的として、平成１７年度から開始されました。特に重要な学術雑誌について過去の紙媒体の論文にさかのぼって創刊号から電子化（電子アーカイブ）し、ＪＳＴが運用するアーカイブサイト「Journal@rchive（ジャーナルアーカイブ）」にて全文公開しています。
　本年度は、主として過去に応募があった国内の学協会（約６００団体）が発行している学術雑誌についての調査を６月２７日（金）から８月２６日（火）まで行いました。
　回答があったものから、人文社会系については日本学術会議からの推薦も含め、外部有識者による科学技術論文発信・流通促進事業委員会（委員長　黒川 清）において、公開と保存の観点から優先性を考慮して選定しました。
　今回の選定では、１８８９（明治２２）年創刊の雑誌をはじめ、本文が日本語の雑誌（和文誌）４８誌、英文誌１２誌、和英混在誌１１６誌、その他言語誌５誌が対象となりました。
　今後、それぞれの対象誌に対して、データ作成作業の難易度・効率化を勘案しながら、学協会と実施について詳細を確認したうえで作業に着手し、順次公開する予定です。

Journal@rchiveホームページURL： http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/