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別紙

地球規模課題対応国際科学技術協力事業 平成21年度研究提案募集の概要

1.事業の趣旨

 地球規模課題対応国際科学技術協力事業は、開発途上国などのニーズをもとに、地球規模課題を対象とし、将来的な社会実装の構想を有する国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進することによって、地球規模課題の解決および科学技術水準の向上につながる新たな知見を獲得することを目的としています。また、その国際共同研究を通じて開発途上国などの自立的研究開発能力の向上と課題解決を図ります。

2.公募の概要

(1)募集期間
平成20年9月10日(水)~11月19日(水)午前12時(正午)
(2)研究分野と研究領域
・環境・エネルギー分野 研究領域1【領域特定型】
 「気候変動の適応、又は緩和に資する研究」
・環境・エネルギー分野 研究領域2(平成21年度新設)【領域特定型】
 「生物資源の持続可能な利用に資する研究」
・環境・エネルギー分野 研究領域3【領域非特定型】
 「地球規模の環境課題の解決に資する研究」
・防災分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた防災科学技術」
・感染症分野 研究領域「開発途上国のニーズを踏まえた感染症対策研究」

※上記5つの研究領域を通じて1件のみ研究提案の応募を行うことができます。
(3)公募対象
 日本国内の大学、研究機関、公益法人などに所属する研究者。また、相手国研究者が所属する研究機関は、ODA技術協力対象国にある公共性のある活動を行っている研究機関・公益法人などとなります。
 なお、最終的に研究課題が採択されるまでの間に、相手国研究機関から相手国内技術協力担当省庁を通じて日本の外務省に要請が提出されることが必要です。
(4)研究期間(国際共同研究期間)
 原則として3~5年です。
※JICAと相手国政府および共同研究実施機関との討議結果に基づき最終的に決定されます。相手国との討議の終了まで時間を要することがありますので予めご承知おきください。
(5)研究経費の目安
 JSTからの委託研究費(研究期間中の研究費総額)は3000万円~1億5000万円程度、1課題あたり年間1000万円~5000万円程度。(間接経費を含む)
 なお、この他に、別途JICAからのODA技術協力による支援があります。
(6)対象となる相手国
 ODAの技術協力の対象となっている諸国(アジアおよびアフリカ)を重点とする。
※中国については、イコールパートナーシップの下で行われる事業(例:「戦略的国際科学技術協力推進事業(JST)」など)を活用し、本事業の対象とはしません。
(7)採択予定件数
 20件程度(事業全体の予算や提案課題の内容・予算により変動します)。
(8)研究提案の応募方法
 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)より受け付けます。
   e-RadポータルサイトURL:http://www.e-rad.go.jp/
(9)公募説明会
 日時:平成20年9月19日(金)午前10時30分~午前12時30分
 会場:ホテルオークラ東京 本館 曙の間
 地図:http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/guidance/access.html
 お申し込み方法:事前登録が必要です。下記の「発足記念シンポジウム」のサイトにある「お申し込み」を参照してください。
  「発足記念シンポジウム」のサイトURL:
   https://www.jst.go.jp/global/sympo080919/index.html
(10)お問い合わせ
独立行政法人 科学技術振興機構 地球規模課題国際協力室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
Tel:03-5214-8085 Fax:03-5214-7379
E-mail:
※詳細は、募集ホームページ(https://www.jst.go.jp/global/koubo.html)を参照してください。