JSTトッププレス一覧科学技術振興機構報 第552号 > 参考
参考

平成20年度「日本-ドイツ研究交流」採択に関して

1. 「日本-ドイツ研究交流」の趣旨・目的

 本研究交流は、日本-ドイツ両国の政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定したドイツとの協力分野(「ナノエレクトロニクス」)における研究交流を実施することにより、日本-ドイツ間の科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2. 募集分野

 「ナノエレクトロニクス」に属する以下に関する課題を主な対象としています。

・ 半導体ナノエレクトロニクスのための新しいアプローチ

・ ナノワイア、ナノチューブ、ナノドットによるエレクトロニクス

・ スピントロニクスのための材料とナノ構造

・ 半導体スピントロニクス

・ ナノエレクトロニクスのための分子的アプローチ

・ ナノエレクトロニクスのための走査型プローブおよびMEMS技術

・ ナノフォトニクスおよび関連する技術


3. 応募資格

 日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者であることが必要です。採択されるためには、日本とドイツにおいて進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される研究交流を対象とします。

4. 支援期間

 原則3年。

5. 支援規模

 1課題あたり、総額1500万円/3年を上限とします。(ただし、間接経費を含む)

6. 支援の内容

 支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。

・ 研究交流費には旅費、シンポジウム・セミナー開催費が、試験研究費には消耗品費、設備備品費などが含まれます。

・ 間接経費は、原則として研究交流費と試験研究費の合計の10%以下を支出することができます。


7. 選考の方法

 日本側はJSTの国際科学技術協力推進委員が、ドイツ側はDFGにおける評価委員が合同評価委員会を開催し、支援課題を決定しました。

8. 審査にあたっての評価基準

 以下の基準を適用しました。

1 制度の主旨および対象分野への適合性
2 研究代表者の適格性
3 計画の妥当性
4 研究交流の有効性
5 現在の研究活動