戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－ドイツ研究交流」における
平成２０年度新規課題の決定について

　ＪＳＴ(理事長　北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日本－ドイツ研究交流」^注１）において、ドイツ研究協会（ＤＦＧ）^注２）と共同で「ナノエレクトロニクス」分野における研究交流課題の募集および審査を行い、平成２０年度新規課題を決定しました（別紙）。
　ドイツとの協力では、平成１４年１０月に開催された第１８回日独科学技術合同委員会の科学技術分野における両国間協力発展の提言を受けて、平成１８年１０月に「ナノエレクトロニクス」分野が文部科学省により研究交流分野として設定されました。今回が２回目の新規課題採択となります。
　今回、ＪＳＴとＤＦＧの間で、平成２０年２月２５日から４月３０日まで上記分野における新規課題の募集を共同で行ったところ、２３件の応募がありました。その後、各応募課題について同分野を専門とするＪＳＴの国際科学技術協力推進委員による審査およびドイツとの協議を実施した結果、両国間で採択に値するとの評価が一致した８件の課題を決定しました。
　ＪＳＴでは、平成１５年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、ドイツを含め、すでに欧米やアジア、アフリカにおける１１ヵ国との研究交流を支援しています。