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別紙

平成20年度「日仏研究交流」新規課題募集概要

1.日仏研究交流の趣旨・目的

 本研究交流は、日仏両国の政府間合意に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定したフランスとの協力分野(「ライフサイエンス」)における研究交流を実施することにより、日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

2. 募集領域

 「ライフサイエンス」分野の一領域である「マリンゲノム及びマリンバイオテクノロジー」に関する日仏研究交流の課題とします。

 
3.応募資格

1 日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者で、日本とフランスにおいて進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される共同研究である研究課題を対象とします。

2 募集窓口は、日本側研究者はJSTへ、フランス側研究者はCNRS宛に共同プロジェクトとして応募いただきます。なお、フランス側の研究者代表者は、すでにフランスの研究機関であるCNRSの Scientific Department of Life Science もしくは Scientific Department of Environment and Sustainable Development が関係する研究機関に属する研究者であることを前提として、JSTは日本側研究者を支援します。

4. 支援期間

 原則3年。

5. 支援規模

 1課題あたり、総額1500万円程度/3年(500万円/1年)とします。(ただし、間接経費を含む)

6. 支援の内容

 支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。
 ・ 研究交流費には旅費やシンポジウム・セミナー開催費が、試験研究費には消耗品費や設備備品費などが含まれます。
 ・ 間接経費として、原則として研究交流費と試験研究費の合計の10%以下を支出することができます。

7. 採択予定数

 5件程度。

8. 応募方法

 府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から応募してください。募集関係の情報は、JST 国際部ホームページからも入手できます。

e-Rad ポータルサイトURL : http://www.e-rad.go.jp/

JST 国際部ホームページURL : https://www.jst.go.jp/inter/index.html

9. 募集期間および選定スケジュール
募集期間平成20年7月7日 (月)~9月26日 (金) (午後5時締切)
審査(予定)同年10~11月
課題選定(予定)同年12月頃
契約(予定)平成21年1月頃
10.選考の方法

 JSTとCNRSで別々に選任された専門家で構成される委員会が全ての提案書の評価を行った後、この評価結果をもとにJSTとCNRSが協力して支援する課題を選定します。

11. 審査に当たっての評価基準

 以下の基準を適用します。

1制度の主旨および対象分野への適合性
2研究代表者の適格性
3計画の妥当性
4研究交流の有効性
5現在の研究活動

12.研究交流費と試験研究費の配分について

 本事業の研究交流費は試験研究費にも用いることができますが、本事業の趣旨が国際研究交流を支援することにある点に鑑み、研究交流費により多く配分することが期待されています。