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別紙1

先端計測分析技術・機器開発事業 平成20年度 開発課題公募の概要


1.事業の趣旨

 最先端の研究やものづくり現場でのニーズに応えるため、将来の創造的・独創的な研究開発に資する先端計測分析技術・機器およびその周辺システムの開発を推進する事業です。
 従来より推進している先端計測分析技術・手法開発事業(要素技術プログラム)、先端計測分析機器開発事業(機器開発プログラム)の2つに加え、世界トップレベルのユーザー等との共同研究を通じて、プロトタイプ機の性能の実証および応用開発を行い、実用可能な段階まで仕上げることを目指す先端計測分析機器実証・実用化事業(プロトタイプ実証・実用化プログラム)を新たに創設し、公募を行います。

2.各開発事業の概要

(1)要素技術プログラム
1 目的
 独創的な計測分析技術・手法(要素技術)を開発する事業です。計測分析機器の性能を飛躍的に向上させることが期待される新規性のある独創的な要素技術の開発を行うことを目的としています。
2 公募対象
・計測分析機器の性能を飛躍的に向上させることが期待される、新規性・独創性のある要素技術に関する開発課題。(別紙2参照
・開発は、産・学・官の開発者の方に実施していただきます。開発実施にあたり、開発チームを編成しても、開発者単独でも構いません。

(2)機器開発プログラム
1 目的
 独創的な研究活動に不可欠な最先端の計測分析・機器及びその周辺システムを開発する事業です。産と学・官の各機関が密接に連携して開発チームを編成し、チームリーダーの強力なリーダーシップのもと、要素技術開発からプロトタイプによる実証までを一貫して実施することによって、最先端の研究やものづくり現場のニーズに応えられるような計測分析・機器およびその周辺システムの開発を行うことを目的としています。
2 公募対象
・開発動向を踏まえ、重点的な推進が必要なものとして、文部科学省が特定する開発領域を「領域特定型」(別紙3参照)として、また、これに含まれず、かつ、開発成果である計測分析機器がより大きな波及効果を生み出すと期待される開発課題を「領域非特定型」として、開発課題を広く公募します。
・開発実施にあたり、産と学・官が連携する開発チームを編成し、開発チームにはチームリーダー・サブリーダーを置き、チームの開発全体に対して責任を負っていただきます。チームリーダーおよびサブリーダーは産および学・官のそれぞれ異なった機関に所属する方に担当して頂きます。

(3)プロトタイプ実証・実用化プログラム
1 目的
 独創的な研究活動に不可欠な最先端の計測分析・機器およびその周辺システムを実用化に向けて開発するプログラムです。産と学・官の各機関が密接に連携して開発チームを構成し、参加企業の強力なコミットメントのもと、世界トップレベルのユーザー等との共同研究を通じて、プロトタイプ機の性能の実証、並びに高度化・最適化、あるいは汎用化するための応用開発を行い、実用可能な段階まで仕上げることを目的としています。
2 公募対象
・先端的な計測分析機器のプロトタイプ機が既に作製されており、これを実用化に向けて行う取り組みを広く公募します。
・具体的には、産と学・官の各機関が密接に連携して開発チームを構成し、チームリーダーである機器メーカー等に既にプロトタイプ機があり、ユーザー等の参画機関にプロトタイプ機を新たに設置して、利用しながら技術的課題をフィードバックし、高度化等の応用開発を行って頂きます。

3.開発費や開発期間等

 申請者自らが考える開発計画に基づいて、最も適切な開発期間および開発費を申請して頂きます。

4.開発の推進

 開発の実施にあたりチームリーダーの所属機関(中核機関)とJSTは委託契約を締結します。また開発チームを構成するサブリーダー等の所属機関(参画機関)は、中核機関と再委託契約を締結することが原則です。
 JSTは、本事業の効率的かつ効果的な運営を図るための推進体制として、開発の進捗に対して支援する開発総括(PO)と、事業化に関して支援する事業化総括(BO)を委嘱し、事業ならびに開発課題全体のマネジメントを行います。

5.選考および評価

 外部有識者によって構成される「先端計測技術評価委員会」を設置し、開発課題の選考・評価を行います。

6.公募期間

平成20年2月19日(火)~ 4月10日(木)正午申請締切
※府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による申請となります。

下記のe-Rad ポータルサイトにアクセスして、「研究機関情報」および「研究者情報」を登録後「ログインID」と「パスワード」を取得し、応募するプログラムの申請書様式をダウンロードして作成し、提出してください。
   e-Rad ポータルサイト URL http://www.e-rad.go.jp/

7.公募説明会の予定


開催地 日時 会場
東京 2月27日(水)
 14:00~15:00
(独)科学技術振興機構 三番町ビル 1階会議室
東京都千代田区三番町5
Tel. 03-3512-3529
大阪 3月3日(月)
 14:00~15:00
(財)大阪科学技術センター 4階404号室
大阪府大阪市西区靭本町1-8-4
Tel. 06-6443-5322

※上記の各電話番号は公募説明会会場のものです。内容等につきましては、下記までお問い合わせください。

8.お問い合わせ先

独立行政法人 科学技術振興機構 戦略的創造事業本部 先端計測技術推進部
〒102-0075 東京都千代田区三番町5 三番町ビル 5階
担当:相馬 融(ソウマ トオル)、加藤 真一(カトウ シンイチ)
Tel:03-3512-3529 Fax:03-3222-2067 E-mail:

※詳細はホームページ https://www.jst.go.jp/sentan/boshuu.html をご参照ください。(2月19日より公開)