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別紙

平成20年度「日本-デンマーク研究交流」新規課題募集概要(予定)


1.戦略的国際科学技術協力推進事業について

 JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、文部科学省が戦略的に設定した協力対象国・分野における我が国と他国の研究者との活発な研究交流を通じて、我が国の科学技術のさらなる発展に貢献しています。

2.「日本-デンマーク研究交流」の趣旨・目的

 本研究交流は、政府間合意に基づき、日本およびデンマークの両国間において、募集分野における研究交流を実施することにより、我が国の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。

3.募集分野

 「臨床研究」に関する日本-デンマーク研究交流の課題とします。

4.応募資格

1 日本国内の大学、研究機関、企業などで研究に従事している研究者で、日本とデンマークにおいて既に進行中の研究が強化され、さらに付加的な価値が創出される共同研究である研究課題を対象とします。

2 募集窓口は、日本側研究者はJSTへ、デンマーク側研究者はDASTI(デンマーク科学技術開発庁※)宛に共同プロジェクトとして応募いただきます。

5.実施期間(研究期間)

 原則3年。

6.支援規模

 1課題あたり、総額1,500万円程度を上限とします。(ただし、間接経費を含む)

7.支援の内容

支援費は、研究交流費と試験研究費で構成されます。
・研究交流費には旅費、シンポジウム・セミナー開催費が、試験研究費には消耗品費、設備備品費などが含まれます。
・間接経費として、原則として研究交流費と試験研究費の合計の10%以下を支出することができます。

8.採択予定数(予定)

 3件程度。

9.応募方法

 府省共通研究開発管理システム(http://www.e-rad.go.jp/index.html)からご応募ください。関係情報は、https://www.jst.go.jp/inter/index.htmlからも入手できます。

10.募集期間および選定スケジュール(予定)

 募集期間 平成20年2月1日(金)~4月15日(火)(17:00締め切り)
 審査 同年4月~7月
 課題選定 同年8月頃
 契約 同年9月頃

11.選考の方法

 JSTとDASTIで別々に選任された専門家で構成される委員会にて全ての提案書が評価された後、この評価結果をもとにJSTとDASTIが協力して支援する課題を選定します。

12.審査にあたっての評価基準

以下の基準を適用します。
1 制度の主旨および対象分野への適合性
2 研究代表者の適格性
3 計画の妥当性
4 研究交流の有効性
5 現在の研究活動

13.研究交流費と試験研究費の配分について

 本事業の研究費は試験研究費にも用いることができますが、本事業の趣旨が国際研究交流を支援することにある点に鑑み、研究交流費により多く配分することが期待されています。

※ Danish Agency for Science Technology and Innovation
 科学技術開発省傘下の機関。科学技術政策の策定・各種調査のほか、海外との共同研究事業の推進等を行っている。
 http://fi.dk/site/english