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<参考図>

図5 「顔」を形成する要素のわずかな相違を識別する実験

図5 「顔」を形成する要素のわずかな相違を識別する実験

最上段は、左端のサルの顔の眼と口を他のサルの眼と口の映像に置き換え(形状の相違)、上から2段目は、同じサルの両眼間の距離両眼と口の間の距離(配置の相違)を変えました。下の2段は、同様な処理を行ったヒトの顔写真です。
眼・鼻・口など顔を形成する要素の僅かな形状の相違と些細な配置の相違で、千差万別な「顔」を創り出しています。前に見た「顔」と新しく見た「顔」を識別したことを調べる実験では、どちらの相違がより有効なのかを調べる目的で、図のような顔を生成しましたが、生身の「顔」を一切見たことがないサルでも、どちらの「顔」も識別できました。