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<参考図>
図4:HIV-1由来ベクターによるマウス脳内への遺伝子導入 図4:HIV-1由来ベクターによるマウス脳内への遺伝子導入
図4:HIV-1由来ベクターによるマウス脳内への遺伝子導入

図4:HIV-1由来ベクターによるマウス脳内への遺伝子導入

(A)マウス線条体への神経入力:線条体へは、一次運動野(M1)、一次体性感覚野(S1)、視床束傍核(PF)、黒質緻密部(SNc)に存在する神経細胞から入力を受ける。xはウイルスベクターの注入部位を示す。
(B)VSV-G あるいはRV-Gを有するHIV-1ベクターを線条体に注入し、導入遺伝子GFPの発現を解析した。右のパネルは、左パネルの枠内の拡大像を示す。黒い着色部分が、導入遺伝子の発現部位を示す。両者のベクターは、線条体の広い領域に遺伝子の発現を誘導した。
(C)RV-Gベクターは、VSV-Gベクターに比較して、より強く逆行性に輸送され、M1、S1、PF、SNcの領域に存在する神経細胞体において導入遺伝子の発現を顕著に向上させた(同上にて、黒い着色部分が、導入遺伝子の発現部位を示す)。