課 題 名 | 「易滑性と血液適合性を有する医療用具用コーティング剤の製造技術」 | ||||||
研 究 者 | 早稲田大学理工学総合研究センター 客員教授 森 有一 | ||||||
所 有 者 | 早稲田大学理工学総合研究センター 客員教授 森 有一 株式会社セイシン企業 | ||||||
委託企業 | 株式会社セイシン企業 | ||||||
開 発 費 | 326,459,895円 | ||||||
開発期間 | 平成13年3月~平成15年9月 | ||||||
評 価 | 本新技術は、医用デバイス表面に易滑性と血液適合性を同時に付与するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とエチレン-アクリル酸共重合体(EAA)との複合微粒子からなるコーティング剤の製造技術に関するものである。 本新技術で得られたコーティング剤は、ディップコート法等の塗装技術によって医用デバイス表面に均一にコーティングが可能であり、コーティング後の加熱処理によりPTFE微粒子が膜表面に移行し、医用デバイス表面に易滑性を与えると共に、PTFE/EAA形成膜により血液適合性を高めるものである。 本新技術によるコーティング剤を医用デバイス表面にコーティング処理することで、生体組織の損傷等を軽減するため生体内にスムーズに挿入できる易滑性と、生体内留置において血栓等の生体成分の付着を抑制できる血液適合性を同時に付与できるので、医療用具製造業界に広く利用が期待できる。 | ||||||
評 価 者 |
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評 価 日 | 平成16年2月27日 |